自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その396)

2020-05-25 | ジャコウアゲハ

別の"だんごきょうだい"のその後について報告しておきます。

この日は昨夜から続く雨が止まないまま。朝撮ったのが下写真です。幼虫がいつ誕生してもおかしくない様子。

 

仕事から帰って確認。上に載っていた卵はすでにすっかりなくなって,幼虫一頭下の卵に関心をもっているようでした。その卵は孵化している最中で,表面が雨しずくに覆われていました。この幼虫は上にあった卵から出てきた個体だと思われます。もしかすると,もう一つの殻を外から食べかけたのかもしれません。

 

幼虫が去った後,卵内の幼虫はじっとしたまま。水滴が妨げになっているのかも。

 

葉を切り取って家の中で観察。時間が経ってから見ると,水滴は蒸発していました。そして,幼虫が出てくるまさにその瞬間が観察できました。殻の中の様子までリアルに見えました。なお,殻に空いた穴は前より大きくなっています。きっと何かの判断がはたらいた結果でしょう。

 

これで無事に誕生!

 

「ほっ!」。

 


コミスジとツゲの花

2020-05-25 | 昆虫と花

自宅にて。

側道を歩いていたら,目の前にコミスジが飛来。そして,我が家の生垣ツゲの木にとまりました。

 

「これはいい!」と思って撮影開始。ツゲの花に吻を伸ばして蜜を吸い始めました。この格好,なかなか優雅です。

 

同じ花でじっと蜜を吸い続けました。

 

目の前で,こんなにじっくりコミスジを見て写真に収めたのは初めてです。うれしかったー! なんだか運が味方してくれているみたい。

 


ヒメウラナミジャノメの産卵から孵化まで(2)

2020-05-25 | 昆虫

5月21日(木),午後3時30分。産付後二日と3時間。カメラをこれ以上近づけることができないため,変化はわかりません。これまでの観察例からすると,色が淡くなっているはず。そろそろ手元に置いて観察・撮影を続けることにしようと思います。

 

5月24日(日),午後3時30分。産付後五日と3時間。産付場所で撮る写真はこれが最後。

 

色がすこし薄くなったかもしれません。このあと,採取してシャーレに入れました。あとは家で観察を続けることに。

 

午後7時。改めて撮影。卵内の色に濃淡が見えています。