自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒメウラナミジャノメの産卵から孵化まで(1)

2020-05-21 | 昆虫

5月19日(火),午後0時30分。ミニ果樹園にて。

近頃,生物的事実との出合いということではとても幸運が重なっているように思います。偶然とはいえ,いきもののいのちを司る神様が傍にいてくださっているような。今日は二つの産卵風景を目撃しました。

一つはこの記事のタイトルになっているヒメウラナミジャノメの産卵です。自然界での産卵目撃はこれで二度目です。レンズからは死角になったので,まさにその場面の撮影はできなかったのですが,行動と産付された卵を目に焼き付けることができました。

チョウが去ったあと,注意深く探してみると……。シキビの根元にある枯草に一粒産み付けていました。産んだチョウが近くの葉にとまっていることを確認してからの確認作業です。

透きとおったブルー。なんと懐かしい卵でしょう。

 

すこしアップ気味で撮りました。表面の凹凸も懐かしい! 産付環境は日陰で湿っているところです。

 

産卵し終わったチョウがまだいたので後を追うことに。その行動を知りたい!

やがて舞い上がったチョウは吸蜜を繰り返しました。花はムラサキカタバミ,アメリカフウロ。途中,葉で休みました。

 

それを撮っていると,突然わたしの右手に! カメラを持っている手なので,急きょカメラを左手に持ち替え! なんとややこしい。左手の人差し指でシャッターを切りました。警戒心はまるで感じられません。

 

この後,アメリカフウロで吸蜜。

 

いやはや,びっくり風景でした。

孵化まで追ってみましょう。

 


オオカマキリ,幼虫の受難(続)

2020-05-21 | 昆虫

オオカマキリの卵鞘はすぐ見つかりました。

ところが異様な風景が飛び込んできたのです。だって,アリがどっさりいたからです。いたというより,襲っていたという方が正確です。オオカマキリの幼虫たちは襲われている最中でした。

 

幼虫の姿がはっきり確認できます。

 

すべてが動物質なのでしょう。

 

卵鞘にはこれだけのアリたちが。カマキリが誕生するとわかって,こうして集まって来ているのです。情報伝達の力には恐れ入ります。

 

1時間が経ってから見ると,アリは一匹もいませんでした。激しくも,なんとも呆気ない出来事。

 


モンキアゲハ,孵化まで(1)

2020-05-21 | モンキアゲハ

5月17日(日),午前11時。早朝から農家作業で農業用水路の掃除。帰宅した途端,偶然キンカンのの木でモンキアゲハの産卵を目撃。3カ所で産卵したので,卵を確認。これから孵化までの経過を追います。

そのうち2例を載せておきます。

 

もう一つは……。

 

2例目の卵について経過を写真で追っていこうと思います。

 

5月18日(月),午前8時。産付二日目。産付後21時間経過。変化見えず。