自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

コアオハナムグリとパンジー

2020-05-03 | 昆虫と花

パンジーやビオラは,今どきの花壇を彩る代表的な草花。華やかで,色とりどりなのがこの花の特徴です。

そんな花なのに,訪花昆虫がごく少ないのはとても不思議なほど。時間をかけて確かめたらそうではないのかもしれませんが,パッと目に付く数といったら,ほんとうに少ないのです。なのに,実がちゃんと,そしてたくさんできます。つまり,花の色で虫を誘い,送受粉を手伝ってもらっているのです。昆虫と花との関係に関心を持ち続けるわたしには,その間の事情がどうも合点いきません。

そんな中,我が家のプランターでコアオハナムグリを見かけました。初めて見る光景で,わたしには特ダネです。

 

頭を突っ込んで懸命に食餌中です。脚先が柱頭に触れています。そこには花粉が!

 

よっぽどおいしいのか,おなかが空いているのか。

しばらくして頭を出しました。そこには花粉がいっぱい!

 

ハナムグリのこの行動は受粉に多少は貢献しているでしょうが,ハナムグリが代表的な訪花昆虫とも思えません。いよいよ謎が深まります。

 


ツチイナゴのカップル

2020-05-03 | 昆虫

5月2日(土)。山麓の草地にて。

山裾で,定期的に草払いが行われるところです。ここでよく見かけるのがツチバッタ。この日も5匹は見たのではないでしょうか。歩くと,びっくりしたように飛んで向こうの方に行ったり,目の前に現れたり。わたしはここをツチバッタの宝庫だと思っています。

そろそろツチバッタが産卵期を迎える頃です。越冬を終えて元気を取り戻したバッタがさっそくいのちをつなぐ営みに入るのです。

と思っていたら,やっぱり! 草が払われたところで動いたものがあったので確かめたらツチイナゴのカップルでした。

 

ふつうはさっさと退散するのに,この格好では動きは鈍いばかり。

 

お似合いのカップル!

 

お蔭さまでしっかり撮影できました。