自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ギフチョウの孵化(5)

2020-05-12 | 昆虫

ギフチョウの孵化のご紹介はこれが最終回です。

締めくくりは,背景が白っぽく写り込む場所でからだの黒さを引き立たせたくて撮ったコマです。その場所とは窓際です。白飛びが気にはなりますが,やむなしです。

頭を突き出した瞬間のコマです。わたしは気に入っています。

 

近寄れば近寄るほど被写界深度が浅くなります。加えて幼虫が動くので,ピントが合わせにくくて苦労したコマです。

 

殻はガラスのようなもの。フラッシュの位置で,こんなに反射光が眩くなります。

 

これらの幼虫がすくすく育ってくれればよいのですが……。

 


ツマグロヒョウモン,産卵から孵化へ(7)

2020-05-12 | ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモンの幼虫は,生まれ出たばかりのとき,ダンスのようなしぐさを繰り返すことがよくあります。窮屈さから解放された喜びを全身で表していると,たとえてもよいのかもしれません。

今季観察した一頭目で,早くもそれを撮影できました。何度も何度もそれを繰り返したので,ほんとうにびっくり。幼虫の気持ちを尋ねたくなりました。

では,その画像をご紹介します。

空を仰ぐようなポーズ。

 

まるでブリッジ。よくもまあ,こんなに反り返ることよ。

 

からだをひねることも。

 

横倒しのポーズ。

 

うきうきしているような。

 

またからだをひねって。笑い転げているような。いのちを謳い上げているのでしょうか。

 

ふしぎな,ふしぎな,この光景。

これを覗けるのは接写ならではの世界。だからやめられない!