自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その393)

2020-05-19 | ジャコウアゲハ

だんごきょうだいのように,卵が重なったりくっついたりしている例があります。

例えば,下写真は横並びで,左方にある卵の底面が右の卵の側面に付着しています。これは明らかに,同時に産み付けられたもので,右が先に,左が後で産付されたものです。まさに"きょうだい"といえます。

 

また例えば,上下に積み重なったものもあります。わたしは過去,3個だったか4個だったかが重なっているのを撮影したことがあります。

同じ成虫が産んだのは間違いないでしょう。

 

上下の例は他にも見つかりました。

 

まだあります。

 

まだまだあります。

 

上下にくっ付いた例では,上の卵が先に孵化するとすれば,出終わった幼虫は殻をどのように食べるのか,ちょっとふしぎが湧いてきます。いったん葉の表面に降りて再び上っていくのでしょうか。あるいは,降りないでそのままたべるのでしょうか。あるいはあるいは,降りてから,下にある卵を外から無理やり食べるのでしょうか。そうなれば共食いの一種になりますが。

時として幼虫は共食いをします。しかし,中身の詰まった卵を外から食べるのは,硬くて大変なのです。もしかすると,結局何も食べないままなのかも。

下の卵が先に孵化した場合,どんなふうに展開していくのでしょう。

こう考えると興味は尽きません。結果を見届けようと思います。

 


今の時期,アゲハの卵期間は?(2)

2020-05-19 | アゲハ(ナミアゲハ)

5月15日(金),午前8時。産付後(24h+20h)経過.単純な単一色ではありません。右上に透明な部分が現れました。発生が着実に進んでいることが伺えます。

 

同5日(金),午後7時。産付後(24h×2+7h)経過。濃いめの線条体が見えています。透明部分が大きくなっています。

 

5月16日(土),午前8時。産付四日目。産付後(24h×2+20h)経過。昨夜来の雨が災いしてか,卵Aが見つからず。たぶん落下したものと思われます。やむなく観察対象を卵Bに変えます。

模様が線条体というより,モザイクのような感じになって来ました。

 

葉との接触部分が見えるように側面方向から撮りました。Bは葉先に付いています。いずれにしても,簡単には落下しないようになっているでしょう。

 

5月17日(日),午前8時。産付後(24h×3+20h)経過。モザイクに変化はないようです。

 

5月18日(月),午前8時。産付後(24h×4+20h)経過。変化はなし。