だんごきょうだいのように,卵が重なったりくっついたりしている例があります。
例えば,下写真は横並びで,左方にある卵の底面が右の卵の側面に付着しています。これは明らかに,同時に産み付けられたもので,右が先に,左が後で産付されたものです。まさに"きょうだい"といえます。
また例えば,上下に積み重なったものもあります。わたしは過去,3個だったか4個だったかが重なっているのを撮影したことがあります。
同じ成虫が産んだのは間違いないでしょう。
上下の例は他にも見つかりました。
まだあります。
まだまだあります。
上下にくっ付いた例では,上の卵が先に孵化するとすれば,出終わった幼虫は殻をどのように食べるのか,ちょっとふしぎが湧いてきます。いったん葉の表面に降りて再び上っていくのでしょうか。あるいは,降りないでそのままたべるのでしょうか。あるいはあるいは,降りてから,下にある卵を外から無理やり食べるのでしょうか。そうなれば共食いの一種になりますが。
時として幼虫は共食いをします。しかし,中身の詰まった卵を外から食べるのは,硬くて大変なのです。もしかすると,結局何も食べないままなのかも。
下の卵が先に孵化した場合,どんなふうに展開していくのでしょう。
こう考えると興味は尽きません。結果を見届けようと思います。