自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ユキノシタを訪れる昆虫(2) ~アリ~

2020-05-30 | 昆虫と花

アリは至るところにいます。蜜源を持つ花があれば,至るところを訪れます。ユキノシタのように地表・地面近くで咲く花は,巣に近くて一層都合がよいのでしょう,ユキノシタにももちろんいます。

わたしが観察を始めた時期は,ユキノシタの花がおおかた散りかけているときでした。葯がすっかりなくなっています。もう少し早ければもっとアリを見かけたと思うのですが,惜しいことをしました。

 

この格好は蜜に関心が相当にありそう。

 

盛りを過ぎようとしているこの花に,まだまだ昆虫がいました。それについては次回以降に。

 


春! 虫の目写真シリーズ(49) ~ジャガイモの花~

2020-05-30 | ジャガイモ

青空に映えるジャガイモの花。わぁーっと花弁を広げて,自分の存在を昆虫たちにアピールしています。

 

これだけ花が集まれば,アピール度が相当だと思われます。しかし,訪れる昆虫はいたって限られています。

 

ふしぎといえば,ふしぎ。まったく,そう。それでもつい先ごろ,訪花昆虫のすごい写真をものにしました。いずれご紹介しますね。

 

気にしながら花を見ていると,結構おもしろい場面が目撃できます。やっぱり目立つ花は昆虫とともにあると合点できます。

 


キタキチョウ,幼虫の受難

2020-05-30 | 昆虫

公園にて。

キタキチョウの幼虫がどのくらい成長しているのか,食草メドハギで調べていたときの話です。

 

一本の茎を見ると,葉に幼虫が頼りなく横たわっていました。ふつうより体長が短く見えます。おかしいなと思いながら,よく見てみました。するとキタキチョウの幼虫に間違いはないものの,ふつうより体長が短く,ずんぐり気味でなのです。

 

さらに見てみて,側面に大きな穴が一つぽっかり開いていることに気づきました。びっくり!

 

これは外から何かが入ったというより,何かが内側から出てきたといった感じです。寄生していたハチが出て行ったのかも。一匹なのか複数なのか,まったく手掛かりなし。

自然界で生きるというのはたいへんなんですね。どんどん産卵しても,どんどん死を迎える個体がいて,それでほとんど現状維持。親二頭のいのちが子ども二頭にいのちのバトンをつないで,それで現状維持。