自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

春! 虫の目写真シリーズ(46) ~ツチイナゴのカップル~

2020-05-18 | 昆虫

公園の斜面を登る石階段にて。この日は暑い夏日でした。

歩いて上がっていると,目の前にツチイナゴのカップルがじっとしていました。踏んづけないでよかったー! 「これはラッキー!」と思い,さっそく虫の目レンズで狙いました。

 

イナゴはどうやら感づいているようで,ほんのすこしずつ動こうとしました。

 

幅の狭い階段なので,しゃがむ姿勢は窮屈極まりありません。それでもベストショットを狙って撮らないわけには。イナゴの影もまたよし。

 

この斜面では草の間にツチイナゴがずいぶん生息しています。元気な姿を見て,自然はいいなあとつくづく思いました。

 


溝にシュレーゲルアオガエルの卵塊

2020-05-18 | 生物

5月17日(日)。集落で農家作業に出役。耕作者と地権者が,田植えを前にして農業用の用・排水路をきれいにしました。時間にして2時間。枯草や泥がいっぱい溜まっているので,脇の畔・土手に鍬で上げるのです。

 

作業の途中,気づかなかったのですが,わたしの鍬が妙な泡のような塊に接触。スポンジ状の白いもので,それはつぶれてしまいました。卵大のサイズです。どうやらカエルの卵塊のようです。それを畔に上げて調べてみると,予想どおりオタマジャクシが入っていました。まちがいなく卵塊だったのです。

 

そんなものを見るのは初めてなので,すっかり驚きました。モリアオガエルにしては産む場所とか時期,大きさが違っています。この集落にこんな卵塊を産むカエルがいるとは聞いたことがありません。

 

とても珍しいので帰って調べました。すると,シュレーゲルアオガエルが産んだものらしいことがわかって来ました。このカエルなら,何度か見たことがあります。産む場所は泥がある湿った箇所もあるようです。

それならと思い,再びその場所に行って卵塊を探して持ち帰ることに。ありました,ありました。できたら,もう少し大きくなるまで観察してみることにします。