金沢へ行くことにした。
目的はただ一つ、芭蕉のお弟子さん、
小杉一笑の塚を見たかったからだ。
とりあえずホテルで見た新聞「北國新聞」の一部。
ご覧ください。
[時鐘]
五輪などで生まれた異名は
名選手の証である。
「暁の超特急」「フジヤマのトビウオ」は
さすがに歴史上の言葉だが、
「日も丸飛行隊」なら、
五輪に興奮した初期の記憶として脳裏に
焼き付いている。
▼小学校の休み時間になると、
友人に支えてもらい、
前傾姿勢でズボンをバタバタさせて
無邪気にまねた。雪面に段差をつくり、
ジャンプ台にして遊んだのも懐かしい思
い出である。
▼1972年の札幌冬季五輪で
金メダルを取った笠谷幸生さんが
80歳で亡くなった。 (中略)
▼72年の出来事を調べると、
横井正一さんが帰還、
あさま山荘事件、沖縄返還、田中内閣発足、
日中国交回復と大型ニュースが目白押し、
戦後処理の節目であり、
「日の丸飛行隊」の命名にも
時代のにおいを感じる。(中略)
と続いて、
五輪や万博にわいた時代の熱狂は
どこへ行ったのか。
昭和は遠くなりにけり、
わが身に染みる訃報である。(浅緑)
で終わっている。

今度の万博はどうです?
興味も示されていません、を暗に言いたかったのか?
見事な一文です、皆さんいかが感じられましたか?
お尋ねします。