「江戸手描き友禅ー時代を彩る染と技ー」
と題して、
絹地に模様を描き、
染料で染め指しをしていく技法の友禅染、
その展覧会が、板橋区立郷土資料館で、
12月8日まで開催されている。
(江戸手描き友禅のチラシ)
そこにはさまざまな技法を用いて描かれた、
江戸手描友禅の訪問着や、屏風などが展示されていた。
(王朝の色どりーの振袖の)
(振袖ー源氏物語を表現した)
(屏風ー雪化粧の)
(風神雷神図そのⅠ)
(風神雷神図その2)
(積雪図の屏風)
枯れ木に積もる雪の図を丹念に描き上げた屏風。
見事な作品に胸打たれて、
古き昔を思い出した。
ボクの父と母は養子であった。
養子先が京染屋さんである。
名古屋市西区にその工場はあった。
正月になると、養子になった家に戻り、
親子と孫たちのボクたち兄弟姉妹が、
年に一度一緒に雑煮を頂く。
工場には染料の入った甕(かめ)が、
色とりどり7~8個ほど埋め込まれていた。
4歳ほどの子供であったボクが、
その甕の間を行き来して、
甕に落ちると危険なため叱られた思い出がある。
染めあがった反物を洗い張りするための、
下働きのお姉さんたちが10人ほど、
せっせと広い庭で働いているのを、
縁側の日向で眺めた記憶がある。
それぞれの絵描かれたアイテムも溜息ものですが これが手書きだと思うと日本の染め物凄いなって思います。
ずっと残していきたい日本の文化ですね?