福井新聞の日曜版に本の紹介文が載っている。
「蓼食う虫も好き好き」の諺からつけられた題名だそうです。
福井新聞の新刊紹介に出ているくらいだから、勝木書店に行けばあるだろうと
先週の水曜日に行ってみたが無くて、注文してもらい。
14日にベルの勝木書店へもらいに行った。その時NHKの料理の本もついてに買った。
「命に対する崇敬と贖罪」かつて私たちが享受した自然の恵みと原風景の記録と考察。
と帯には書いてあった。
未だ読み進めていないが、色々な獲物を捕る時、料理をするときの事など
その地方の人々との関わりなど相通じるところが沢山あり
こういう考えを持っている人がいる事を嬉しく思う。
一番初めの野ウサギの捕らえ方や保存、調理の方法など
本当にこどもの時の事が浮かんで来て大いに納得でした。
仙人の蓼食う「マムシ」の事は取り上げられていなくて残念でしたが、
本の中に異質なものに対しては、生理的に排除しようとする。
目(視覚)や指(触覚)、舌や歯(味覚)などの体のセンサーが敏感に反応し、
胃や脳が異物を拒絶する。
異物はゲテモノ扱いされる。
またそれを好む人間を、悪食、ゲテモノ食いと決めつけて締め出そうとする。
「蓼食う虫」という一般通念の根底には、数を頼んだ強者のおごりと、弱者に対する差別意識が
見え隠れする。
同感です。
ここから下は刺激が強いのでヘビが苦手の人は見ないで下さい。
昨日までの長雨で、山の獣たちは甲羅干しに出て来る。
午前中のカモシカもそうであったように。
マムシもまた、ジメジメした草むらから日の当たる所へと出て来る。
友人が4匹捕まえて来てくれた。
早速首をハサミで切って、皮を剥ぐ。
タマゴが7個。左側に魚の空気袋の様なものがある。
肝は生のまま飲み込む。
一つや破れてしまった。
これは空気袋が良くわかる。
身は串に刺し、レンジで2分間チンする。
未だ半煮えなので、この後トースターで焦げ目がつく程度に焼く。
子供の頃は囲炉裏で焼いて、藁苞に刺して囲炉裏の気ぶりで燻して保存。
子供の頃には内臓は食べなかった。
焼き鳥みたいに串に巻いてトースターで焼く。
調味料は一切つけないがウナギの肝焼きみたい弾力もあって香ばしい。
タマゴはモチモチして絶品。
窓ガラスに貼って乾かす事にした。
マムシの模様はきれい。
山の恵みを頂き、体力の補強にさせていただく。