そうなんだ。

外国語で知ったこと。

タックスヘイブン  英語

2016-04-15 21:25:41 | 語学
パナマ文書、タックスヘイブン
現在、世界を騒がせているニュースに出てくる単語です。

ニュースの概要は・・・
北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の間に位置するパナマ。
とても税金の安い国です。
税金が高い国に住む金持ちの人、つまり一般庶民よりも税金を沢山払うはめになる人が
パナマに会社を作って、そこにお金を貯める。
そこに貯めてあるお金に関しては、自分の国に税金を払う必要がない。
これは良い方法だということで、
名ばかりの会社を書類上で作りました。

そういったことを扱っていたパナマの法律事務所から
“誰がどうしていた” の顧客情報が漏えいしました。
この漏えいした機密を “パナマ文書” と呼んでます。
英語では、「Panama Papers」(パナマ ペーパーズ)

なぜ、一般庶民が怒っているかというと、自国の首脳が含まれていたからです。
庶民には高い税金を納めさせて、自分は内緒で税金逃れをしていた。
それは、ずるいですよね。

日本では、政治家が含まれていなかったので
それほど問題になっていないのでしょう。
ずるいけれど、法律違反ではありません。

ニュースではタックスヘイブンを租税回避地と訳しています。

税金天国?

違います。
ヘイブンは天国ではありません。
天国は 「heaven」(ヘヴン)

タックスヘイブンのヘイブンは

「haven」(ヘイブン)・・・避難所

tax + haven = 税金からの避難所

私の所有する研究社の英和辞書には

「tax haven」(タックヘイヴン)・・・税金逃れの場所

となっています。

お金がいくらあっても、貯めたくなるというのは
万国共通なのでしょう。
金持ちは金持ちなりに、そうでない人はそうでない人なりに。



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