前回に続き、秋の連休に訪れた志賀高原について書かせて頂きます。
志賀高原には、湿原がいくつもあります。
上の写真は、
四十八池とよばれるコースで、歩道の両側にいくつもの沼があります。
ラッキーなことに
プライベートガイドさんと巡っている4~5人のグループがいたので、
私たち家族3人は、付かず離れずの距離を保ち、説明に聞き耳を立てました。
実際に48の池があるわけではないこと。
日本では古くから、「縁起の良いたくさんの数」として48を使っていました。
正確な数として使われる言葉ではないので、”縁起が良い” にあやかって「四十八池」と呼ぶようになったそうです。
江戸時代になると次第に、様々なものを縁起を担いで48で定めることが多くなりました。
大岡越前が定めた江戸の町火消も、同様に48組と定められましたし、
相撲の決まり手も四十八手になりました。
「AKB48」も、これにあやかっているのかもしれない。と、気が付いた次第です。
高原は英語で 「highlands」(ハイランズ)でした。
湿原は英語で
「wetlands」(ウェットランズ)・・・沼地・湿地・湿原
湿った感が伝わってくる英単語です。
このズブズブと足が沈むであろう湿原に、高さのある板の歩道を作り直したのが、このガイドさんでした。
板を運んで、設置して、高さのある歩道を作り直すのに3年かかったそうです。
しかも、ボランティア・無償だそうです。
自分の作った道をガイドとして案内する。 志賀高原をこよなく愛しているのでしょう。
板の歩道で、割れている箇所がありました。
ガイドさんが推測するには、
ガ 「熊がやったんだろう」
ひぇ~。
気が付けば、
皆さんのリュックにつけたクマよけの鈴がリンリンと鳴っています。
私たち家族は誰も鈴をつけていなかったので、グループと別れて引き返す時は
ちょっぴりビクビクしました。
この湿原から戻る山道では、前後に人が見当たらなかったのです。
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