ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

ホップ

2008年10月13日 | 家族
ビールの苦味の元になるホップ。
繁殖してはいるが食べたってことは聞かない。
食べれるなかな?

ほんとは 「唐花草(野生のホップ)」かも知れない。

似ているけど、このつる草は何だろう?

草の繁殖している畑は「畜糞」のストック場所だった畑。
長いあいだ糞が積んであった所なので大変肥えている。

「丸葉るこうそう」や「アメリカせんだん草」などの外来種が多いのは飼料などに入って来たせいだろうなと思う。

一度これだけの強い草たちに繁殖されると、強い土壌消毒剤の無くなった現在としては、いくらとなりの畑でも畑に戻して耕すことは困難だ。

平成16年に「野積み禁止法」が施行されてから畜糞の野済みは原則出来なくなった。
その問題解消のために「有機センター」が建設される。

しかし、畜産、酪農家の離農はすごい勢いで進んでいるように思う。
よほど力があるか後継者でもいない限り自力でこの問題を解決するのは難しい。
そのうちに離農して畑は耕作放棄地になってしまう。

世論に負けてとりあえず罰則なしの法律を作って後は農家の努力に任せる。
実際の「ケア」は「予算がない」で押し通す。
このままでは条件の悪い地域には農家がなくなってしまうように思うのだ。

食料の自給率が問題にはなっているが、実際の流通状態で判断すれば米も野菜も花も「生産過剰気味」のような相場展開だ。
「日本の食は安すぎる」と指摘する人もたくさんいます。


花畑には「草の種」もたくさん飛んでくるのだ。

今日植えた球根は来年の春用「北海道小清水産カサブランカ」
きれいな球根でした。

なぜ北海道産?
新潟産とは生育スピードが違うのだ。あとは企業秘密。
育った環境によって球根はまったく違った品種のような特徴を身につける。
出荷期にバリエーションをつけるには球根の特性をうまく利用するのが一番の方法。
問題はあるものの乾いた畑に早く植えて雪の下の保温力を利用してしっかりした芽を作る。
春からは「魚沼産」のカサブランカになる。

長いあいだ稲刈りで休んでいた愛ちゃんが職場復帰。
こちらは純魚沼産。またにぎやかで華やかになる。

コメント (4)
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