ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

出火お詫び

2008年10月21日 | ぼやき
人生 いろいろなことがある中で、最もあってはならないこと。

「火事」 を出してしまいました。

昨日朝、変な音で目がさめると同時に玄関のチャイムがなり、新聞配達の人に「火事だ」と起こされました。

裏のハウスの入り口付近から火の手が上がり、すぐに119番通報。
パジャマのままホースを伸ばして必死に消化しました。
カーテン材を伝わりハウスの中ほどまでトロトロと火は広がっていましたが、近所の人の応援もあり、消毒ポンプのホースを伸ばして何とか消火することができました。

現場検証の結果、出火場所は入り口付近の 「配電盤」 とのことです。
地中暖房機と屋根材2スパンほど、2重のカーテン材、そして内装の制御装置類のすべてを失いましたが温風暖房機は何とか無事でした。
わずか3mしか離れていない作業場も無傷です。

何よりもうれしいのは中のユリの8割くらいは出荷できそうです。

花農家の若手有志とJA職員が後片付けを手伝ってくれて、業者の方も速やかに対応していただいたおかげでその日のうちに応急処置ながらハウスはふさぐことができました。
また暖房機も基盤を交換するだけで正常に動きました。
おかげで生き残った花は寒さに当たることなく後1月ほどで出荷できるでしょう。
まだつぼみも小さくどれほどダメージを受けているかはわかりませんが、早朝から駆けつけてくれた消防署、地元消防団の皆さんそして近所の皆さんや仲間の応援に答えるためにも何とか育て上げて出荷したいものです。


考えてみれば、ハウスは高圧の電源があり、燃料タンクがすぐそばにあり、暖房し続けていながら人がいない。
とても危険と背中合わせの施設であることを気づかされました。
普段からの点検が必要でした。

協力していただいた皆さん本当にありがとうございました。
早々にお見舞いに駆けつけてくれた皆さん、ご心配をおかけしました。

このブログをごらんの皆さん、そしていつもコメントをいただく皆さん、少し不義理をしますが少し落ち着いたらまた生き残ったユリの成長具合などをお伝えしたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。
コメント (11)
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