
1月30日生まれ、3月29日に我が家の一員となったQ。
生後半年でもう7.5キロになった。
迎えに行くときに細い首輪を買っていったのだが、それがもう紐のような細さになって、強く引くときは息を詰まらせ咽るようになったので皮の首輪を新調した。
なるべくシンプルなやつが欲しかったのだが、なかなか気に入ったのが無くてネットで取り寄せた。
色は赤だ。

最初にブリーダーがネット上に紹介した写真がこれだ。
イメージしたとおりのワイルドな黒柴を発見した瞬間だった。

子供の頃、飼っていた猫がつぎつぎに村の猫に食い殺されて、それ以来我が家では動物を飼うことはなかった。
あれから数十年、家族も変わって、そろそろ呪縛霊から開放されても良いのではないかと思った。
それ以上に、せっかく山を背負って暮らしているのだから、山奥の暮らしをもっとワイルドに楽しもうと思う歳になったってことだ。

ブリーダーと折り合いがついて、出張の帰りに引き取りにいくことになった。
オスメス2匹づつの子犬がいて、Qは長男だ。
最初、メスを飼おうと思ったが、隣にオス犬がいるのならトラブルを避けるためにはオスがいいと薦められた。
次男は活発に動いてよく吠えた。
長男のQはまったく吠えなかった。
ペトっとくっついてきた瞬間に運命は決まった。
空っ風の吹く埼玉北部。渡良瀬遊水池のすぐそばで生まれて、雪の魚沼へ。
最初から雪の上は大好きだった。

季節の花が変わるのと同時にたくましい犬に育っていく。


今でも何か要求が無い限りほとんど吠えない。
つまり番犬としては役に立たないのだが、それも良い。
朝、犬の苦手だった新聞配達のお兄さんも、昼の郵便屋さんも、今ではすっかり犬バカで、しばらくQの頭をなでていく。
クリーニング屋さんはいぜん苦手のようだが、、、

やっぱり黒に赤は良く映える。
デビュー当時のタイガーウッズのように精悍なカラーコーディネイト。
尻尾も形の良い鎌形。
まったく犬バカは尽きないね。

最近得意な、 足湯のポーズ
