ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

やまゆり

2009年08月03日 | 発信

山百合が咲くと梅雨明けかなぁと思うのだが、今年はほぼ毎日雨が降っている。
よく防除が追いついていると我ながら感心する。

山百合は咲くときには藪から顔を出しているが、生育期間のほとんどを藪際の半日陰で過ごす。
つまり生育中期までは梅雨入り前で後期が雨の中ということになる。
山百合を交配親とするオリエンタルユリも季咲きではほとんど生理障害が見れないが抑制栽培になると生理障害との戦いとなる。
つぼみが顔を覗かせようかという生育ステージのときに水分の蒸散と根の給水のバランスが悪くなると葉焼けをおこす。
同じステージの時に茎の頂点に雨水が溜まったままの状態だと同様の症状を起こす。
これが雨焼けだ。
今年は毎日雨、品種を問わず雨焼けのオンパレードになっている。

この焼けた葉をそのままにして置くとここからボトが発生して、周りの健康な株も病気になる。
最良の方法は切って捨てるだ。

この作業、我が家では単純に、「チョキチョキ」 と呼んでいる。
今日はみんなで、「チョキチョキ」 でした。

ほかに、「チョコボール向井」 と呼ぶ作業があるが、後日紹介します。
コメント (2)
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