ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

おら家で稼いでる人は全部で何人や

2009年08月13日 | 発信
昨日は疲れ果てて、ブログの更新どころではなく寝てしまいました。

待ちに待った晴天、なんだか台風空を思わせるようで、山の緑とのコントラストが綺麗だった。

この天気を待っていたのは人間以上に植えてもらいたい球根でしたね。

人手を集めてくれ~と言ったらなんだか大勢集まってくれた。
さて、おら家で稼いでる人は全部で何人や?

まず、我々夫婦と子供2人。高校生のバイト3人。
パートさん2人、バイト君1人、レギュラー従業員4人。
ほかにシルバーさん4人が草取りに来ている。

な、なんと18人!
いっぷくにスイカがペロッと。

おかげでお盆前の大量出荷をしながらも雨よけハウスの保温作方までの植え込みが終わった。
お盆前に植え終わるのとお盆後にずれ込むのでは秋遅くなってからの採花に大きな差が出てしまうのだ。
これで一安心。

土掛けはナイターでした。

世界的な不景気の中、国も県も 「農の雇用促進対策」 に力を入れている。
雇用拡大が期待できるのは、果樹、野菜、花など園芸品目が中心となる。

今までの日本の農家は人を雇い入れると利益が減るので、繁忙期には寝ずに稼いで利益を確保してきた。
その結果農業はきつい仕事として魅力を失ってきたと思う。
この事業はとても農家にとってとても有益なことだが今回のようなピンチヒッター的な雇用には適応されないので使い勝手がいまひとつといえるなんて言うと、欲の書きすぎと言われるだろうか?

農業補助金は、新たな設備投資の際の補助や低利融資が中心なので、結果的には借金が増えることになる。
その後の経営がまずかったり時代が変わって投資した設備が的外れになってしまうと、借金だけが残ることになる。
しかし、ある程度投資をした合理的な設備で経営しないと農業に魅力がなくて後継者が育たない。
貯金の多い農家より借金の多い農家のほうが後継者が育っているように見えるのだ。

いずれにしても経営者の思い込みが魅力となって見えるようなフットワークの良い経営をしたいものだ。

今日は又雨でした。

昔、こんな歌があったな。
俺の借金全部でなんぼや?
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ファンギオ

2009年08月11日 | 観察

ミハエルシューマッハが復帰を断念したそうな。
とっても残念だ。
クルム伊達公子の例もあるのでひそかに期待はしていたのだが、、、

1本だけ畑に咲いた混じりのファンギオだかファンジオ?
光沢のある赤がすごく映える。

丈は伸びるし硬くて太い。
頂花咲きは咲いてみればほとんど気にならない。

ファンジオって5回もワールドチャンピオンになった昔のF1レーサーの名前かな?
フェラーリじゃないけど、赤ってこれくらい目を引く色じゃないとインパクト薄いな。
オリエンタルの赤は、濃いピンクかダークな色が多い。
この色のユリはもっとあってもいいのではないかと思う。

何よりもつぼみの段階から光沢の有る良い発色をする。

おぉ!こいつの腹も赤く発色している。
皮の薄いところを食われるとすごくかゆいんだよな~~~

地震や洪水の被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。
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いぬごま

2009年08月10日 | 家族

またまた大雨で仕事になりません。
雨なので今日も紫の花を、、、

今日は最後の球根出庫。裏のハウスの分が届いた。
花の出荷とルーティンで結構忙しい一日でした。

うちのQはなぜか犬小屋に寝ないで玄関の上がり段で寝ます。
番犬のつもりなんだろうか?
最近は見ず知らずの人やジョギングの人が通ると多少吠えるようになった。
ちったー番犬の自覚に目覚めたのかもしれない。

夜の会議から帰ると一応出迎えてくれる。
「犬しか出迎えなくなった亭主」 なんて話しもあるが、、、

ひとしきりQの頭をなでて会議や飲み会のテンションを下げるのです。
飼い主と犬とのひと時の逢瀬が安らかな睡眠へ向かうのにとても役に立つのです。

犬は餌をもらうことが一番の喜びではあるが、頭をなでられて声をかけられることにも至上の喜びを感じるようだ。

人間の子供も小さいうちは頭をなでられ「いい子いい子」とほめられることがうれしくて、がんばったりいい子でいたりするものだが、大きくなるに連れて「物」が伴うことが必要になる。
さらに大きくなると刺激や優越なども欲しいようになる。

欲望はきりがない、だが欲望に向かう意欲がなければ、人は進歩しない。

でも、本質はあくまでも人と人とが触れ合って声かけ合って暮らすことが一番の幸福であるべきではないかと思うのだ。
覚醒剤が無ければ夫婦の絆が保てないようになってはお終いってことだ。

最近のニュースで、笑えるような笑えないような話。

「民主党が田中真紀子を推薦したが、酒井法子の失踪事件にかき消されて誰もニュースにしなかった」
と言うニュース。
今の自民党って田中角栄の影響が色濃いように思うんですけど、、、
本質を見失うと失うものが大きいような気がするが、、、

寝不足がたたって支離滅裂でした。
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うるい

2009年08月08日 | 発信

沢の水が流れ出るところに咲いていた山のウルイ。
花に白筋が入ったきれいな固体でした。

雨類(うるい)はもういらないってほど雨が続きます。
また球根植えができません。


お盆相場にお盆用が見事にはまった。
デジールとカサブランカの2種類だけだが今年最高の出荷量でした。



人様も同じようで、今日の出荷量は7000ケースを越えたそうな。
女たちの仕事場も今年初のフル稼働でした。
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津南高原ひまわり畑

2009年08月06日 | ぼやき

毎年ご苦労様のひまわり畑。
広い畑を駐車場につぶして、農家も大変だなーと思うのだ。

雨続きの影響か草がすごくて、農家の苦労がしのばれます。


大地の芸術祭と同時期の開催なので、地域全体に活気がありますね。
地域の活気ってのが農業にはとても大事で、最近の農産物は地域がブランドに色をつける効果が高いわけで、津南町はその辺がすごくうまいと思う。


球根委託養成農家から、「上向きのカサブランカがいっぱい混じって咲いている」 と、電話をもらっていたのだがなかなか暇がなくて、やっと行って来た。

何のことはない、シベリアでした。
だが、一番大きな18000球のロットに約500~800本ほどの混種。
種球にはクレームを出せばよいのだが、抜いて捨てるにはもったいないし、どうしたものか。
お互い大変な損失になる。

カサブランカはけしてお日様の方は向かない。
横向きだからカサブランカなわけですよ。

一枚で8反分の畑に約10万球。今のところとても良い出来だ。(混種以外)
これが全部来年の我が家の切花になる。
気の遠くなるような数だが1本1本が大事なのだ。
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とんぼ

2009年08月05日 | 観察
青い虫
冷たい虫
蜻蛉 (とんぼ)





青いシオカラトンボはまだ出ないですねぇ~
夏の後半でしょうか?
その後すぐに紅いアキアカネに変わるんですけど、、、

お盆用のデジールが進みません。
夜温が低いせいです。
秋の虫が鳴き始めた。 梅雨明けしてないのに、、、

今日はいっせいに出穂。
もうすぐ秋になっちゃうよ。
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やまゆり

2009年08月03日 | 発信

山百合が咲くと梅雨明けかなぁと思うのだが、今年はほぼ毎日雨が降っている。
よく防除が追いついていると我ながら感心する。

山百合は咲くときには藪から顔を出しているが、生育期間のほとんどを藪際の半日陰で過ごす。
つまり生育中期までは梅雨入り前で後期が雨の中ということになる。
山百合を交配親とするオリエンタルユリも季咲きではほとんど生理障害が見れないが抑制栽培になると生理障害との戦いとなる。
つぼみが顔を覗かせようかという生育ステージのときに水分の蒸散と根の給水のバランスが悪くなると葉焼けをおこす。
同じステージの時に茎の頂点に雨水が溜まったままの状態だと同様の症状を起こす。
これが雨焼けだ。
今年は毎日雨、品種を問わず雨焼けのオンパレードになっている。

この焼けた葉をそのままにして置くとここからボトが発生して、周りの健康な株も病気になる。
最良の方法は切って捨てるだ。

この作業、我が家では単純に、「チョキチョキ」 と呼んでいる。
今日はみんなで、「チョキチョキ」 でした。

ほかに、「チョコボール向井」 と呼ぶ作業があるが、後日紹介します。
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この子の七キロのお祝いに

2009年08月01日 | 家族

1月30日生まれ、3月29日に我が家の一員となったQ。
生後半年でもう7.5キロになった。
迎えに行くときに細い首輪を買っていったのだが、それがもう紐のような細さになって、強く引くときは息を詰まらせ咽るようになったので皮の首輪を新調した。
なるべくシンプルなやつが欲しかったのだが、なかなか気に入ったのが無くてネットで取り寄せた。
色は赤だ。

最初にブリーダーがネット上に紹介した写真がこれだ。
イメージしたとおりのワイルドな黒柴を発見した瞬間だった。

子供の頃、飼っていた猫がつぎつぎに村の猫に食い殺されて、それ以来我が家では動物を飼うことはなかった。
あれから数十年、家族も変わって、そろそろ呪縛霊から開放されても良いのではないかと思った。
それ以上に、せっかく山を背負って暮らしているのだから、山奥の暮らしをもっとワイルドに楽しもうと思う歳になったってことだ。

ブリーダーと折り合いがついて、出張の帰りに引き取りにいくことになった。
オスメス2匹づつの子犬がいて、Qは長男だ。
最初、メスを飼おうと思ったが、隣にオス犬がいるのならトラブルを避けるためにはオスがいいと薦められた。
次男は活発に動いてよく吠えた。
長男のQはまったく吠えなかった。
ペトっとくっついてきた瞬間に運命は決まった。
空っ風の吹く埼玉北部。渡良瀬遊水池のすぐそばで生まれて、雪の魚沼へ。
最初から雪の上は大好きだった。

季節の花が変わるのと同時にたくましい犬に育っていく。


今でも何か要求が無い限りほとんど吠えない。
つまり番犬としては役に立たないのだが、それも良い。

朝、犬の苦手だった新聞配達のお兄さんも、昼の郵便屋さんも、今ではすっかり犬バカで、しばらくQの頭をなでていく。
クリーニング屋さんはいぜん苦手のようだが、、、

やっぱり黒に赤は良く映える。
デビュー当時のタイガーウッズのように精悍なカラーコーディネイト。
尻尾も形の良い鎌形。

まったく犬バカは尽きないね。

最近得意な、 足湯のポーズ
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