9月も半ばに入ろうかと言うのに34度? いったいいつになったら暑い夏が治まるのだろうか。
しかしながら虫は一斉に秋の鳴き声を上げているし、赤くないもののアキアカネは群れをなして飛びかっている。気温以外は秋なのだ。
ユリは基本的に積算温度で採花期を迎える、なので早まる品種があるが、、、あまりに熱いと夏休みよろしく寝てしまう品種もある。
その点、雑草はいつでも花盛りだ。上の白黄の花はなんという名の草だろうか?
下のカタクリに似た草も花盛りだ。誰かわかる人は教えてください。
毎朝、夕、2回花を切っている。温度が高いので進みが早い感じだ。余裕のない毎日だが雑草の花には癒される。
雑草の花は驚くほど素直な色でレンズを引き付ける。
これは、アカバナ。
歌舞伎役者のような名前の、タカサブロウ。
足元にひっそりと、ミゾカクシ。
紫サギゴケ。
おなじみの、カタバミ。
嫌われ者の外来種、イチビ。
これも外来種、マルバルコウソウ。
それぞれ存在感のある花だ。
花たちは一様に同じセリフをしゃべっている。
「 この花は私です、やっときれいに咲いたのです 」 人間も雑草のように強くなければ、、、、
9月6日、目覚めてみると世の中が黄色かった。何の前ぶれか?
雨になりましたねぇ。平野部では大雨で混乱したようだが、こちらはちょうどいいくらいの雨だった。
多くの人が心配している。
「 旱魃だけど、稲刈りが始まれば邪魔なほど雨が降るのでは? 」 どうやらそんな気配がしてきた。
ここ2年、稲刈り時は雨陽気だ。 新たな敵になるかも?
作業場内に新たな敵がいるらしい。毎日ユリの茎が食われている。
チュートルマン、かご型罠、唐辛子エキス、ネズミ除け。いろいろ試したけど効果なし。
結局最後はペッタンクンで仕留めた。オーソドックスな奴がいいみたいだ。
でも、総額で、、、、1万数千円くらいはやられた。
オーソドックスな罠と言えば、つりさげ式のハエ取り紙。でも???
ハエ なのに? 商品名は ハイとり??? へんなの。
雨が挟まるようになったものの一向に暑さが収まらない、、、魚沼です。
暑さと忙しさと、毎朝畑で食べるトマトのおかげか??4キロのダイエットに成功。腹回りが楽になった。
ズボンは1サイズゆるくなったししゃがむのが楽になった。4キロ肉を買えば? 食えないほどあるのだ。
先週は5回の会議会合、そのうち4回が暑気払い付。さすがにバテた。
さらに採花が1週間も早まった品種もあって5種類が最盛期。今まで経験のなかった、、、実労20時間の日もあった。
これだけ暑気払いをしても(しすぎ?)暑さがはらえない。でも雨乞いにはなったようだ。
先週のトピックス。初めて稲作の圃場巡回に参加した。
コシイブキから稲刈りが始まっている。
出穂後、積算温度1000度で刈り取り適期になる。アメダスデータをもとにするとあれこれ。
落水のタイミングはこうで、、、こうすると整粒歩合が上がったり下がったり、、、、
稲作は思った以上にシステマチックで、きちんとした方程式がある。目から鱗だった。
稲作農家と言っても今は複合営農家が多く、我々の冬作との兼ね合いで知っている顔が多い。
先週4回の暑気払い中3回は一緒だったような顔も大勢。なんだかんだ狭い世界なのだ。
この度完成した新しい米倉庫。日本一、いや世界一の食味を誇る魚沼のコシヒカリ。さらにその中のSS規格、SA規格米が雪室による一定の湿度と低温で保管される。
ここまでの投資を過剰投資かと危ぶむ人もいるが、、、
もともと、なぜ魚沼が花産地になったのだろうか?
ここは人が住むには?と思うほど雪が降る。耕地も狭く農業を生業とするには?の付く土地だ。
なので一番付加価値の高い 花 を最初から選んだ地域なのだ。
ただし、水が良く、夜昼の温度差があって、空中湿度が高い気候は品目品種を選べば信じられないほど高品質のものが生産できる。
すべての農産物がブランド志向に走る。これしかないのかもしれない。