WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

夏にお世話になるアルバム

2012年09月06日 | 今日の一枚(various artist)

☆今日の一枚 328☆

Bossa Nova Millennium

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 我が東北地方もまだまだ暑い日が続いているけれど、それでも少しずつ涼しくはなっているようだ。今夜はしばらくぶりに、エアコンなしで、自然の風で眠りにつけそうだ。今年の夏は暑かった。そしてやはり、ボサ・ノヴァを聴く機会は多かった。

 今日取り上げるのはコンピレーション・アルバム。2001年発売の『ボサ・ノヴァ・ミレニアム』だ。もう10年以上前のものだが、当時は大宣伝攻勢で、かなり売れたアルバムだったはずだ。私もその当時買ったと記憶しているが、以来かなりお世話になっているアルバムである。

 本当に重宝なアルバムなのだ。何しろ、とりあえず聴きたい有名どころの曲はすべて入っているという感じなのだ。もちろんボサ・ノヴァには、以前にこのブログで取り上げた、キャノンボール・アダレイの『キャノンボールズ・ボサ・ノヴァ』や、ポール・デズモンドの『ボッサ・アンティグア』、あるいはジーン・アモンズの『バット!ボサ・ノヴァ』や、アイク・ケベック『ソウル・サンバ』などの大好きな隠れた名盤(?)もあるが、夏にとりあえず生活のBGMとして聴きたいという点では十分だ。私などは、このアルバムとハリー・アレンの『アイ・キャン・シーフォーエヴァー』があれば、何とか夏を乗り切れるなどと思っているほどだ。部屋のステレオで、食卓のBOSEで、はたまたクルマのHDDで、この十年ほど、夏の生活のBGMとして、このアルバムには本当にお世話になっている。

 ゲッツ&ジルベルト「オ・グランジ・アモール」、いいなあ・・・・。

 収録曲は以下の通り。(クリックすると拡大されます)Scan10023_3