☆今日の一枚 384☆
Barney Wilen
Jazz Sur Seine
近所にできたスーパー銭湯にいくことがマイブームのようになってしまった。超音波で白く濁った露天風呂に入り、サウナと水風呂を3~5セット繰り返し、高濃度炭酸風呂や電気風呂で身体をリペアし、ごろ寝風呂に入りながら青空に浮かぶ雲や夜空の月星を眺め、高温風呂で交感神経に刺激を与える。至福の時間だ・・・。週に2~3回程もいっているだろうか。小遣いを圧迫するという経済的な理由と、水風呂が高血圧気味の私の身体にはよくないことからせめて週1回程度に減らさなければと考えている。
オフだったので、今日も行ってしまった。お昼少し前に行き、昼食もとらずに1時間半ほど風呂やサウナを楽しみ、仮眠室で1時間半ほど読書とうたた寝をし、再び1時間半ほど風呂を楽しんだ。都合4時間半以上も風呂屋にいたことになる。・・・やり過ぎである。あきらかにやり過ぎだ。これでは人間がダメになってしまうかもしれないと思いつつも、気分は最高だ。身体も軽い。水もビールもうまい。しばらくぶりに家族と食べた夕食もすごくうまかった。
気分がいいので、しばらくぶりに書斎のCD棚を物色していて発見したのがこの一枚。バルネ・ウィランの1958年録音作品、『セーヌ川のジャズ』である。Jazz in Paris シリーズのうちの一枚。若き日のバルネ・ウィランが、ジョン・ルイスの抜けたMJQと共演した作品である。何と、ミルト・ジャクソンがピアノを弾いている。ところで、このアルバムを買った記憶がない。いや、よく考えると買ったような気もする。わからない・・・。最近、こういうことが多くなってきた気がする。年だろうか???・・・。いずれにしても、聴きこんではいなかったのだろう。
晩年のように情感溢れる演奏ではないが、ストレートでのびやかな音がいい。好感のもてるテナーだ。晩年のサウンドにつながるようなデリケートな音づかいも随所にみられる。すっかり忘れていたアルバムなので、すごく得した気分である。風呂屋に行ったせいか、今日は気分がいい。心にすごく余裕があり、サウンドが素直に入ってくる気がする。さて、これからどうしよう。気分がいいうちに寝てしまおうか。それとも、もっと多くの音楽を聴いてみようか。