◎今日の一枚 550◎
Chet Baker
Little Girl Blue
入院中である。
本来なら、今日退院のはずだった。夜、発熱したのである。38.7℃。昨日の朝は快調だった。だんだんおかしくなってきたのだ。ふらふらする感じがし、上半身がかゆかった。全体的に、皮膚が過敏で傷つきやすくなっている気がした。パンツのゴムのところや、股、わきの下などがすれて痛い。担当医に相談すると、ステロイドの影響かも知れないし、昨日から飲んでいる血糖値を下げる薬(ジャディアンス錠10mg)の可能性もあるとのことだった。ただ、昨日は経口ステロイドの服用はしない日であり、症状がジャディアンス錠10mgの副作用とよく似ているようだ。ジャディアンス錠10mgの薬疹の可能性が高いのではないかと思っている。
ステロイド剤の大量投与のため、血糖値が上ってストロイド糖尿病の様相を呈している。もちろん、ステロイドから離脱すれば、血糖値も落ち着いてくるらしいが、それまで血糖値の暴走をどのように抑えるかが問題だ。その血糖値を安定される薬の副作用が問題なのだ。まあ、担当医もそのことでいろいろ考えていたようだし、私自身も昨夜から今日の午前中にかけて信じられないぐらい眠った。退院延期は正解だつかもしれない。
今日の一枚は、チェット・ベイカーの1988年作品『リトル・ガール・ブルー』である。入院中なので、apple musicで聴いている。チェット・ベイカーは好きだ。初期も晩年も含めて魅了される。自宅には相当数のコレクションもある。ただ。このアルバムはもっていなかったかもしれない。もしなかったら、是非とも買っておきたい一枚である。そう思わせるに十分な一枚である。ジャケットには、Chet Baker Meets Space Jazz Trioとあるが、 Space Jazz TrioとはあのEnrico Pieranunzi率いるピアノトリオのようだ。
犬のように眠り、気分は爽快だが、細胞が疲れているのはよくわかる。今日は静かな音楽でも聴きながら、のんびりと休みたい。
Chet Baker (tp,vo)
Enrico Pieranunzi (p)
Enzo Pletropaoli (b)
Fabrizio Sferra (ds)