普天間「国民全体で負担を」 仲井真知事が再選出馬会見(朝日新聞) - goo ニュース
昨日16日現職の沖縄県知事仲井真氏(71)が再選出馬の記者会見をしたそうです。
この方は前回は自民政権よりで「普天間移設」には条件付ながら賛成だったと思います。
その方が再選出馬に当たっては「普天間飛行場の移転先を県外に求める」立場を明らかにしました。
但し「辺野古への移設に必要な埋め立て許可の可否」については明言を避けました。
その点では選挙用の「リップサービス(口先だけ)」の可能性は有ります。
「埋め立て許可」の問題については8月中旬立候補を表明した宜野湾市長伊波洋一氏は計画に拒否する姿勢を示しましたから革新性は明快です。同氏は共産、社民、社大党の推薦を受けています。本来なら民主党が全力を挙げて応援しなければいけない候補者の筈です。
さて民社党はどうしているのでしょう?
最低でも「県外移設」と叫んでいた鳩山首相が何の進展も無く移設容認、加えて「金と政治」で辞任。後継の菅氏も鳩山路線継承ですから「移設問題は日米合意を守る」と国民に就任演説する前にオバマ大統領の電話に約束するへたれ振りでした。
話は戻って14日岡田幹事長は「沖縄県知事選に民主党候補の擁立を断念」し自主投票に委ねると記者会見しました。
民主党としては「日米合意を遵守」する立場から「基地移設反対そして県外へ」を訴える候補は擁立出来ないし応援も出来ないのでしょう。
何とも革新性の無い「自民党亜流」でしかない政権になってしまいました。
もう10月の半ばを過ぎました。
11月28日の選挙まで40日一寸です。尖閣問題が基地移設問題に影響が有るのでしょうか? 在日米軍が是非必要と思う人が増えたのでしょうか?
判りません??
社民党が「基地移設うやむや」に反対して連立政権離脱した時、国民新党の亀井党首は「日米合意しても現地の合意が25年も取れないのだから進みはしない(だから離脱する必要は無い)」と政府高官としては無責任なまるで江戸末期のぼんくら老中の様な発言をしていました。米国に「移設はノー」と言って蹴飛ばされた後、嘯くならそれなりの悪と思えるのですが「交渉相手にノー」と言わないのでは日本の立場が伝わりません。政治的自殺行為でしょう。
まあ菅政権も岡田幹事長も「移設ノー」と言わないのですから革新政党としても外交交渉を預かる要にしては失格です。
さて現地はどんな判断を下すでしょう?
その結果次第で菅政権と民主党は更に混迷を深めそうです。
目が離せません。
朝日新聞:
11月の沖縄知事選に向けて、再選を目指す現職の仲井真弘多氏(71)が16日、那覇市内で記者会見し、正式に立候補を表明した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の問題について、仲井真氏は「移設先は県内にはもうない。日本の多くの県のみなさんが負担をしっかりとして頂き、県外移設を実現していきたい」と強調。移設先を名護市辺野古とした5月の日米合意を見直し、県外移設を求める立場を改めて鮮明にした。
ただ、辺野古移設に必要となる埋め立て許認可の可否について仲井真氏は「辺野古ではやりようがない」と述べるにとどめ、明言を避けた。すでに立候補表明している伊波洋一・宜野湾市長(58)は明確に拒否する姿勢を示している。
ただ、辺野古移設に必要となる埋め立て許認可の可否について仲井真氏は「辺野古ではやりようがない」と述べるにとどめ、明言を避けた。すでに立候補表明している伊波洋一・宜野湾市長(58)は明確に拒否する姿勢を示している。
仲井真氏は、2006年に日米が合意した従来の辺野古移設を条件つきで容認してきた。今回、県外移設を主張する背景について仲井真氏は、「最低でも県外」を掲げながら辺野古移設に回帰した民主党政権に「県民はいまも怒っている。私の頭の中に県内の選択肢はいま全くない。県内は事実上無理だ」と主張。「沖縄が65年間、過重に抱えさせられてきた基地負担は日本国民全体でフェアに負担し、日本全体で安全保障についてしっかりと考えてほしい、という強い思いを込めた」と語った。(引用終わり)
写真:仲井真知事
昨日16日現職の沖縄県知事仲井真氏(71)が再選出馬の記者会見をしたそうです。
この方は前回は自民政権よりで「普天間移設」には条件付ながら賛成だったと思います。
その方が再選出馬に当たっては「普天間飛行場の移転先を県外に求める」立場を明らかにしました。
但し「辺野古への移設に必要な埋め立て許可の可否」については明言を避けました。
その点では選挙用の「リップサービス(口先だけ)」の可能性は有ります。
「埋め立て許可」の問題については8月中旬立候補を表明した宜野湾市長伊波洋一氏は計画に拒否する姿勢を示しましたから革新性は明快です。同氏は共産、社民、社大党の推薦を受けています。本来なら民主党が全力を挙げて応援しなければいけない候補者の筈です。
さて民社党はどうしているのでしょう?
最低でも「県外移設」と叫んでいた鳩山首相が何の進展も無く移設容認、加えて「金と政治」で辞任。後継の菅氏も鳩山路線継承ですから「移設問題は日米合意を守る」と国民に就任演説する前にオバマ大統領の電話に約束するへたれ振りでした。
話は戻って14日岡田幹事長は「沖縄県知事選に民主党候補の擁立を断念」し自主投票に委ねると記者会見しました。
民主党としては「日米合意を遵守」する立場から「基地移設反対そして県外へ」を訴える候補は擁立出来ないし応援も出来ないのでしょう。
何とも革新性の無い「自民党亜流」でしかない政権になってしまいました。
もう10月の半ばを過ぎました。
11月28日の選挙まで40日一寸です。尖閣問題が基地移設問題に影響が有るのでしょうか? 在日米軍が是非必要と思う人が増えたのでしょうか?
判りません??
社民党が「基地移設うやむや」に反対して連立政権離脱した時、国民新党の亀井党首は「日米合意しても現地の合意が25年も取れないのだから進みはしない(だから離脱する必要は無い)」と政府高官としては無責任なまるで江戸末期のぼんくら老中の様な発言をしていました。米国に「移設はノー」と言って蹴飛ばされた後、嘯くならそれなりの悪と思えるのですが「交渉相手にノー」と言わないのでは日本の立場が伝わりません。政治的自殺行為でしょう。
まあ菅政権も岡田幹事長も「移設ノー」と言わないのですから革新政党としても外交交渉を預かる要にしては失格です。
さて現地はどんな判断を下すでしょう?
その結果次第で菅政権と民主党は更に混迷を深めそうです。
目が離せません。
朝日新聞:
11月の沖縄知事選に向けて、再選を目指す現職の仲井真弘多氏(71)が16日、那覇市内で記者会見し、正式に立候補を表明した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の問題について、仲井真氏は「移設先は県内にはもうない。日本の多くの県のみなさんが負担をしっかりとして頂き、県外移設を実現していきたい」と強調。移設先を名護市辺野古とした5月の日米合意を見直し、県外移設を求める立場を改めて鮮明にした。
ただ、辺野古移設に必要となる埋め立て許認可の可否について仲井真氏は「辺野古ではやりようがない」と述べるにとどめ、明言を避けた。すでに立候補表明している伊波洋一・宜野湾市長(58)は明確に拒否する姿勢を示している。
ただ、辺野古移設に必要となる埋め立て許認可の可否について仲井真氏は「辺野古ではやりようがない」と述べるにとどめ、明言を避けた。すでに立候補表明している伊波洋一・宜野湾市長(58)は明確に拒否する姿勢を示している。
仲井真氏は、2006年に日米が合意した従来の辺野古移設を条件つきで容認してきた。今回、県外移設を主張する背景について仲井真氏は、「最低でも県外」を掲げながら辺野古移設に回帰した民主党政権に「県民はいまも怒っている。私の頭の中に県内の選択肢はいま全くない。県内は事実上無理だ」と主張。「沖縄が65年間、過重に抱えさせられてきた基地負担は日本国民全体でフェアに負担し、日本全体で安全保障についてしっかりと考えてほしい、という強い思いを込めた」と語った。(引用終わり)
写真:仲井真知事