耳かき店員殺害事件、死刑求刑…裁判員裁判で初(読売新聞) - goo ニュース
林貢二被告ですが耳かき店員に入り上げ、自宅まで押しかけ店員の江尻美保さん(21)と祖母を殺害した件で殺害容疑他で裁判になっています。
この裁判が「裁判員制度」の扱いになっていて「市民裁判官」が死刑適用の是非を判断する精神的重圧に関心が集まっています。
そう言えば裁判なんて求刑の8割方の判決が出るのが相場に思っていました。
その流れで見れば「死刑判決」には「永山基準」が援用され死刑判決はかなり微妙になる事案でしょうね。
では「裁判員」なら微妙でないのかと言う問題でも無いようです。
「永山基準」は4人は殺害しないと死刑にはなり難いとの相場を作ってしまいました
。母子殺害の光事件が大揉めしたのは「この相場」をどう扱うかでもあったのです。
今度は「市民裁判官」が「永山基準」に苦慮しないよう司法制度を見直さないといけないのでしょうね。
さまざまな条件:
その1:1人殺しても死刑にならないのかとの被害者或いは社会感情
その2:世界的?人権配慮で「死刑制度廃止」の圧力
その3:それなのに「永山基準」の日本の司法制度。
その4:日本では「死刑」と「無期懲役」の間に量刑が無い。
等など
へたれな爺は死刑と死刑廃止の中を取って「特赦の付かない終身刑」とか「懲役30年とか40年」等きめ細かい刑罰が必要と思うのです。
それが検討され実施されるまで「市民裁判官」の精神的負担は続くでしょう。
ご苦労様です。
読売新聞:
東京都港区で昨年8月、耳かきサービス店従業員江尻美保さん(当時21歳)ら2人が殺害された事件で、殺人罪などに問われた千葉市美浜区、元会社員林貢二被告(42)の裁判員裁判の第5回公判が25日、東京地裁(若園敦雄裁判長)であった。
検察側は論告で「身勝手な動機で何ら落ち度のない2人の命を奪った。極刑をもって臨むほかない」と述べ、死刑を求刑した。
裁判員裁判で死刑求刑は初めて。裁判員らは4日間の評議で結論を出し、11月1日に判決が言い渡される。
最高検によると、22日までに裁判員裁判で判決を受けた1284人のうち、34人に無期懲役が求刑されたが、死刑求刑はなかった。
検察側は論告で、林被告が江尻さんに一方的に恋愛感情を抱き、昨年4月に来店を拒否されたため憎しみを募らせ殺害を決意したと指摘。祖母の鈴木芳江さん(同78歳)を殺害したのは、江尻さん殺害の邪魔になると考えたためだとした。
さらに最高裁が示した死刑選択の基準(永山基準)に照らし、遺族が死刑を望んでいることなどから、「刑事責任は極めて重大」と強調した。江尻さんの父親(57)の代理人弁護士も「死刑」の求刑意見を述べた。
一方、弁護側は最終弁論で、林被告が店を出入り禁止になって以降、良好だと思っていた江尻さんとの関係が断たれ、絶望感を抱いたと説明。鈴木さん殺害には計画性がなかったなどとして死刑回避を求めた。林被告は最終意見陳述で「遺族の方の苦しみを強く感じる。本当にひどいことをしたと思う」と謝罪した。
起訴状では、林被告は昨年8月3日朝、江尻さん宅に侵入。1階で鈴木さんの首などをナイフで刺して殺害。2階に上がり、就寝中だった江尻さんの首などを刺し、同9月7日に死亡させたとしている。
◆永山基準◆
最高裁が1983年7月、4人射殺事件の永山則夫・元死刑囚に対する判決で示した死刑選択基準。〈1〉罪質〈2〉動機〈3〉犯行態様(残虐性など)〈4〉結果の重大性(殺害された被害者の数など)〈5〉遺族の被害感情〈6〉社会的影響〈7〉被告の年齢〈8〉前科〈9〉犯行後の情状――を考慮し、やむを得ないと認められる場合に死刑が許されるとした。(引用終り)
写真:時事通信 林被告
林貢二被告ですが耳かき店員に入り上げ、自宅まで押しかけ店員の江尻美保さん(21)と祖母を殺害した件で殺害容疑他で裁判になっています。
この裁判が「裁判員制度」の扱いになっていて「市民裁判官」が死刑適用の是非を判断する精神的重圧に関心が集まっています。
そう言えば裁判なんて求刑の8割方の判決が出るのが相場に思っていました。
その流れで見れば「死刑判決」には「永山基準」が援用され死刑判決はかなり微妙になる事案でしょうね。
では「裁判員」なら微妙でないのかと言う問題でも無いようです。
「永山基準」は4人は殺害しないと死刑にはなり難いとの相場を作ってしまいました
。母子殺害の光事件が大揉めしたのは「この相場」をどう扱うかでもあったのです。
今度は「市民裁判官」が「永山基準」に苦慮しないよう司法制度を見直さないといけないのでしょうね。
さまざまな条件:
その1:1人殺しても死刑にならないのかとの被害者或いは社会感情
その2:世界的?人権配慮で「死刑制度廃止」の圧力
その3:それなのに「永山基準」の日本の司法制度。
その4:日本では「死刑」と「無期懲役」の間に量刑が無い。
等など
へたれな爺は死刑と死刑廃止の中を取って「特赦の付かない終身刑」とか「懲役30年とか40年」等きめ細かい刑罰が必要と思うのです。
それが検討され実施されるまで「市民裁判官」の精神的負担は続くでしょう。
ご苦労様です。
読売新聞:
東京都港区で昨年8月、耳かきサービス店従業員江尻美保さん(当時21歳)ら2人が殺害された事件で、殺人罪などに問われた千葉市美浜区、元会社員林貢二被告(42)の裁判員裁判の第5回公判が25日、東京地裁(若園敦雄裁判長)であった。
検察側は論告で「身勝手な動機で何ら落ち度のない2人の命を奪った。極刑をもって臨むほかない」と述べ、死刑を求刑した。
裁判員裁判で死刑求刑は初めて。裁判員らは4日間の評議で結論を出し、11月1日に判決が言い渡される。
最高検によると、22日までに裁判員裁判で判決を受けた1284人のうち、34人に無期懲役が求刑されたが、死刑求刑はなかった。
検察側は論告で、林被告が江尻さんに一方的に恋愛感情を抱き、昨年4月に来店を拒否されたため憎しみを募らせ殺害を決意したと指摘。祖母の鈴木芳江さん(同78歳)を殺害したのは、江尻さん殺害の邪魔になると考えたためだとした。
さらに最高裁が示した死刑選択の基準(永山基準)に照らし、遺族が死刑を望んでいることなどから、「刑事責任は極めて重大」と強調した。江尻さんの父親(57)の代理人弁護士も「死刑」の求刑意見を述べた。
一方、弁護側は最終弁論で、林被告が店を出入り禁止になって以降、良好だと思っていた江尻さんとの関係が断たれ、絶望感を抱いたと説明。鈴木さん殺害には計画性がなかったなどとして死刑回避を求めた。林被告は最終意見陳述で「遺族の方の苦しみを強く感じる。本当にひどいことをしたと思う」と謝罪した。
起訴状では、林被告は昨年8月3日朝、江尻さん宅に侵入。1階で鈴木さんの首などをナイフで刺して殺害。2階に上がり、就寝中だった江尻さんの首などを刺し、同9月7日に死亡させたとしている。
◆永山基準◆
最高裁が1983年7月、4人射殺事件の永山則夫・元死刑囚に対する判決で示した死刑選択基準。〈1〉罪質〈2〉動機〈3〉犯行態様(残虐性など)〈4〉結果の重大性(殺害された被害者の数など)〈5〉遺族の被害感情〈6〉社会的影響〈7〉被告の年齢〈8〉前科〈9〉犯行後の情状――を考慮し、やむを得ないと認められる場合に死刑が許されるとした。(引用終り)
写真:時事通信 林被告