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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

事業仕分け 第3弾 スーパー堤防「廃止」判定

2010-10-29 06:09:14 | 政治
スーパー堤防に「廃止」判定=道路事業は20%圧縮―特会仕分け2日目(時事通信) - goo ニュース

仕分け作業第3弾が始まっています。
前回までと違い傍聴席に空席が目立つ時間が有ると冷たい論評の混じる新聞も有ります。

でも本来はTVショウ向きの企画でも無いようですからようやく作業が落着いてきたのかも知れませんね。
塩野七生さんが「改革はたとえ小さくとも絶えず続けなければ1000年帝国(ローマ帝国)は維持できない」と喝破されています。

仕分け人たちは「今回は特別会計を掘り下げて全貌を明らかにする」との意気込みですが
結果はどうでしょうか?
27日厚労省関連の「ジョブカード制度」の廃止が決まりましたが早速野党や与党よりの連合からもクレームが付いているようです。
28日は国交省関連で「空港整備特別勘定」の廃止が決まりましたがはてすんなり実行されるでしょうか? そこが問題です。その他「社会資本整備事業特会」ではスーパー堤防事業が「スーパー無駄遣いだ」として廃止が決まりました。
200年に一度の洪水を想定しているそうですが10年や20年に一度の災害を阻止できない場所があるそうでこの堤防は限られた予算の中で優先順位が低いと判断されたそうです。

特別会計を一般会計に移すと国会の予算審議の対象になりますがその特会が累積赤字1兆円なんて抱えていると税金でそれを埋め合わせしないといけないそうです。
政治的解決を考えるなら特会のルールを変え特会でも累積赤字を抱えたら存続の意義を検討するような法制度にしないといけないと言う事ですよね。

国会でファッション雑誌のモデルを務め脇の甘い所を指摘された蓮舫女史には意気新たに頑張って欲しいものです。
お願いします。


時事通信:
政府の行政刷新会議(議長・菅直人首相)は28日、特別会計(特会)を対象とした事業仕分け第3弾(前半戦)の2日目の作業を行った。国土交通省所管の社会資本整備事業特会では、スーパー堤防事業について、「スーパー無駄遣いだ」(仕分け人)として「廃止」と判定した。

 スーパー堤防事業は、多摩川、淀川など首都圏・近畿圏の住宅密集地を流れる河川で、通常の堤防より盛り土を強化することにより、計画を上回る洪水に備えるのが目的。1987年の事業開始以降、6943億円の巨費を投じながら、整備進ちょく率は計画(872キロ)の5.8%にとどまっており、今のペースでは完成は400年後、累計事業費は12兆円に達するとされる。

 スーパー堤防は200年に1度の洪水を想定しているが、仕分け人からは「10年に1回、20年に1回の災害(に備えること)もクリアしていない場所がある。そちらの方が(整備の)優先順位が高い」などの批判が相次いだ。出席した津川祥吾国交政務官も「厳しい財政状況の中で、(同堤防の優先順位は)非常に低いと思っている」と認めた。

 また、道路・河川の両整備事業に関しても、費用対効果分析の厳密化など一層のコスト削減を求め、来年度予算要求額を10~20%圧縮すべきだと結論付けた。
(引用終わり) 

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