王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

相馬の酪農家 自殺!

2011-06-14 08:47:17 | 東日本大震災
相馬の酪農家自殺、「原発なければ」と書き残し(読売新聞) - goo ニュース

何とも気の毒な話ですね。
大震災や原発事故絡みで自殺された方はこの件が初めてでは無かったと思いますが改めてお気の毒に思います。
謹んでお悔やみ申し上げます。          合掌

報道によれば相馬市の酪農家の男性(50歳代)が小屋で首を括って自殺していたそうです。
壁には「仕事をする気力をなくしました」とか「残った酪農家は原発に負けないで」と書きが有ったそうです。
他の新聞では男性の妻はフィリピン人の様で原発事故以降子どもさん(達?)を連れ出国していた様です。男性も一時出向いて帰国を説得していたのでしょうか?
結局1人で帰ってきたようです。
今後の生活の道が閉ざされたのと家族の絆も失って絶望してしまったのでしょう。

今週も菅首相の居直りで「震災復興」どころか「震災復旧」さえ満足に進んでいません。
大人しい日本人はじっと耐えてるかこの様に静かに「命を絶ちます」

ふと思い出したのですがヴェトナム戦争中サイゴン市内でガソリンを被って南ベトナム政府(米の傀儡政権)に抗議の為、僧侶が焼身自殺したんですよ。そんな動きで傀儡政権にひび割れが起きたのでした。
最近の日本ではようやっと原発反対のデモが先週末都内で行なわれた様です。
社共両党の力量低下(当然ソ連の影響力激減)企業内組合の体制化等でデモ行動も余り見かけません。せめて「原発反対」のデモ程度は頻発して不思議はないのですがね。

何だかお気の毒な思いだけでは済まない重い事件だと思いました。
このままではまだこの手の悲惨な事件が起きそうな気がします。
見守るしかありません。


読売新聞:
福島第一原発の事故で、牛を処分して廃業した福島県相馬市の酪農家男性(50歳代)が「原発さえなければ」と書き残して自殺していたことが13日、わかった。

 関係者によると、男性は今月11日、小屋で首をつった状態で見つかった。小屋の壁に白チョークで「仕事する気力をなくしました」「残った酪農家は原発にまけないで」と記していた。

 男性が住む地区は当初、加工前牛乳が出荷停止となり、男性は乳を搾っては捨てていた。今月初旬までに約30頭を処分した。男性は親の代から酪農を続けており、姉は本紙の取材に「(弟の死は)子どもたちのことを思えば話したくない。しかし、原発の件は訴えたい」と語った。

 酪農家仲間だった男性(51)は「避難区域ではないため、補償はないだろうと繰り返していた」といい、農業男性(53)は「連絡をとるたびに『原発ですべてを失った』と悩んでいた」と話した。(引用終り)
コメント (2)
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