王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

レアアース カザフから調達へ!

2012-04-30 07:52:34 | 海外
レアアース、カザフから調達 脱中国狙い5月合意へ(朝日新聞) - goo ニュース

08年でしたか中国がレアアース(希土類)の輸出規制を始めた事をうけて日本の自動車産業他レアアースを部品の材料に使う各社に衝撃が走りました。

しかし各社はレアアースの在庫を1-2年分持っていた事。その他レアアースを使った部品の回収と再利用或いはレアアースを使わない新部
品の開発など次々と手を打ってきました。
時間は掛かりますがモンゴル、豪州などからレアアースの採掘と輸入を考えていた様です。
今年の3月には日米欧が中国のレアアースの輸出規制をWTOに提訴しました。これには中国が強く反発していますから即解決は難しそうです。

それやこれやの対応策の一つ:
カザフスタンからレアアースを輸入するプロジェクトに日カザフ両国が合意し5月にも基本計画に調印だそうです。
上手くゆくと良いですね。
計画通りなら来年にも「ジスブロシウム」なるレアアースを日本に輸入、日本が1年で使う量の1割強を輸入し年々増やして往くとか。
カザフ以外の国での開発も進み中国依存度を減らして欲しいものです。
頑張ってください。


写真:レアアースをかたまりにした磁石の原料(共同通信)

朝日新聞:
日本とカザフスタンの両政府は、レアアース(希土類)の「ジスプロシウム」を共同開発することで近く合意する。来年から日本が1年で使う分の1割強を輸入し、年々増やしていく。日本はレアアースの8割を中国に頼ってきたため、「脱中国依存」を進めるきっかけにする。

 枝野幸男経済産業相が5月初めにカザフスタンを訪れ、ナザルバエフ大統領らと会談して正式に合意する予定だ。これを受け、住友商事と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、現地の資源開発公社カザトムプロムが共同開発の基本計画に調印する。

 カザフスタンではウランの採掘が盛んで、精製した残りの土にジスプロシウムが含まれている。計画では、北部のステプノゴルスクに工場をつくり、残土を国内から集め、ジスプロシウムを取り出す。信越化学工業がジスプロシウムを分離する技術を提供する。
(引用終わり)

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