王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

踏切の老人 助けに入り女性死亡!!

2013-10-02 12:29:15 | 社会
74歳救助の女性死亡 「おじいさん助かったと言いたい」(産経新聞) - goo ニュース

昨日1日昼前横浜のJR横浜線の中山駅近くで遮断機の鳴る踏切に入り線路上でしゃがみこんだ老人を見た女性が反対側から助けに入り「自分が死亡してしまう」事故が有りました。
老人は鎖骨骨折で命に別状はなさそうです。
女性は近くで務める村田奈津恵さん(40)で父の会社の不動産業で働いており、この日も踏切近くの店に父親の運転で戻る途中、踏切で倒れ込む老人を見つけたようです。
その後事情が明らかになってくると村田さんの行動は「尊いものですが一寸無理があった様な気がします」

1:危ないと思って車のドアを開けて外に出るのに一拍遅れ
2:目の前の踏切をくぐるのにもう一拍
3:手前の右側から来る線路を越えるのに一拍(場合によっては右の確認にもう一拍要ったかも(これは無視でしょうがね)
4:そして左側から来る電車の線路に着くまで一拍
5:自分の方に向いて倒れている爺ちゃんを手前に引くにしても向こう側に引っ張るにしても勢いと力の関係で2拍。
これでは尊い行いを野球に例えては不謹慎でしょうがタイミングはどう考えてもアウトです。

現場を目撃してしまったお父さんは「お爺さんの代わりに亡くなった」と高い倫理性のある発言をされていました。
日本では老人を助けて若者が無くなって是とする儒教思想は定着していません。逆縁はとても悲しいものです。
すでに昨日夕刻には「哀悼の意を表し花束を踏切に備える住人が大勢出ています」
しゃがみこんだ爺ちゃんは自殺するつもりでなかったかとの話もあります。
本当に微妙な問題です。
村田さんのご冥福をお祈りします。


写真:事故現場の見取り図

産経新聞:
「助けなきゃ!」。JR横浜線の川和踏切で、電車にはねられて死亡した村田奈津恵さんは、一緒に車に乗っていた父親の恵弘さんにこう言って、無職男性の救助に向かったという。

 恵弘さんによると、踏切の手前で停車したところ、反対側から無職男性が踏切内に入るのが見えた。その後、男性は線路内でうずくまるような格好をして、首を線路に乗せた。

 その様子を見ていた奈津恵さんは、とっさに飛び出したという。恵弘さんは「だめだ!」と制止したが、奈津恵さんは遮断機をくぐり、男性に駆け寄っていった。しかし、6、7秒後に電車が来て、「娘はぼんとはねられた」。

 恵弘さんは「自分が助けに行く時間は全然なかった。やさしい娘だった。娘には『お前は死んだけど、おじいさんは助かったよ』と言いたい」と言葉を詰まらせた。
(引用終わり)
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安倍首相 来年4月から消費税8%を表明!!

2013-10-02 07:16:00 | 政治
「最後の最後まで悩んだ」安倍首相が4月の消費増税を正式表明(産経新聞) - goo ニュース

昨日1日朝からTVニュースでは夕刻6時から安倍首相が消費税値上げの声明を行うと報じていました。
所が午後1時過ぎTVの画面にテロップがながれ「安倍首相消費税8%を表明」と速報されました。
夕刻6時からとの関連は如何なの?と思いました。

夕刻官邸による」安倍首相の記者会見による「来年4月から消費税8%の引き上げ」報道と併せて記事を探すと午後の速報は安倍首相が「政府・与党政策懇談会」での発言を受けての物と思われます。
浜爺は消費税そのものに反対ですからまして今回の8%への消費税率引き上げには反対です。
じぇじぇじぇ!!!「あまちゃん」ののりでふざけている場合では無いのですが残念無念さを表しておきたいと思います。
今回は「社会保障を安定させ(あわせて)財政再建」のためとの事です。
さて本当にそうなるでしょうか?

そもそも竹下内閣が3%の消費税を導入した時の言いぐさは「(福祉)目的税」だったのです。
しかし国民から総額で幾ら国民から税金を取るから政権が決めませんからか「50兆円の税収に100兆円の一般会計予算を組む体たらくです」何の為の財源として徴税しても留まる事は有りません。
社会保障と言えばまず「年金」次に「国民健保」となるわけですが「100年安心の年金プラン」は破たん「医療費は年間30兆円」に達して止まるところが見えません。
まあ人の性格が荒井国なら暴動が起きるところですが日本国内は今朝まで穏やかなものです。
財政の安定と(他国からの)信任といっても国の借金1000兆円を野放しにしてそれはありません。
本当に日本の財政を安定させるなら政府の力で「預金封鎖をして新円切り替え」世代別に預金1000万円、2000万円そして3千万円超
位に分けてその枠を超える分について税金50%、70%そして100%(つまりオーバー分は召し上げ)程度の事はやらないといけません。
まあ自分でやらなければIMFや国際金融機関の力でそうされるのはギリシャの例を見るまでもありません。

3%税率上げで6兆円前後の増税だそうですが5兆円は景気対策で使うそうです。社会保障の財源としては1兆円しか使えません。
そもそも消費税は間違えですが今回も何のために税率を上げるのか意図不明です。
それもこれも国民の大多数が去年11月には衆議院で今年夏には参議院で自民党を選んだ結果ですがそれには民主党の失政がバネになっていると思うと複雑な気持ちです。
安倍首相の経済対策2の矢、3の矢そして4の矢は来春までに効き目を表すでしょうか?
安倍政権の失政による衆院解散、政権交代による税率上げの取り消しなんて日本ではないでしょうね。







安倍晋三首相は1日夕、官邸で記者会見を行い、平成26年4月に消費税率を現行の5%から8%に引き上げることを正式に表明した。「消費税率を法律で定められた通り現行の5%から8%に3%引き上げる決断をした。社会保障を安定させ、厳しい財源を確保するため待ったなしだ」と述べた。

 安倍首相は記者会見で、消費税率8%引き上げを決断したことに、「最後の最後まで悩んだ。熟慮した結論だ」と述べた。決断の理由として各種の経済指標が改善したことを挙げ、デフレ脱却や財政再建、成長を底上げする経済政策に同時に取り組む意欲を強調した。

 また、「社会保障を安定させ、厳しい財政を再建するため、財源確保は待ったなしだ」と述べ、「経済再生への自信を取り戻す。国の信認を維持し、社会保障制度を次世代にしっかりと引き渡す。これらを同時に進めるのが私の内閣に与えられた責任だ」と述べた。

 増税分で得られた税収の使途では、「社会保障に全額使う」と明言。法人税の実効税率引き下げには、「国際競争に打ち勝つため、真剣に検討を進めなければならない」と訴えた。

 一方、首相は消費増税に伴い12月に策定する経済対策は「5兆円規模になる」と指摘。復興特別法人税は「1年前倒しでの廃止を検討する」と表明。「廃止が賃金上昇につながっていくことを踏まえ、12月中に結論を得たい」と述べた。

 平成27年10月に消費税率を10%に引き上げると定めた消費税増税法の扱いについては、「改めて経済状況などを総合的に勘案し、判断時期も含めて適切に判断したい」と述べた。

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