王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

上関町議選 原発推進派が 圧勝!!

2014-02-17 07:52:57 | 原発関連
原発推進派が過半数 震災後初、山口・上関町議選(朝日新聞) - goo ニュース

昨日16日山口県上関町議選(定数10)が行われ原発推進派の8人が当選したそうです。
賛成派は圧勝ですね。

東日本大震災以降初の町議選と言うのに原発推進派が8割と言うのは何だか福島を中心とする原発被害と後遺症に鈍感ではないかと思う次第!

少しは考えてみました。
町の人口 3700人前後 過疎の町の様で65歳以上の人口が1480人ほどと言いますから有権者の大半は高齢者でしょう。
それと原発予定地は上関町の南西にある祝島と呼ぶ島ですから町の人が考える危機感と祝島の住人が考える危機感に違いが有るのでしょう。
祝島の人口が判りませんが以前島の住民も原発建設の賛否で割れているというTVニュースを見た事を思い出しました。
若い人なんか殆どいないのですから先の心配より目下の景気テコ入れとか建設により地場に金が落ちる方を選んだのかも知れません。

加えて不安材料は県単位で言えば「原発推進派」の安倍首相の地元ですからね。
昨年3月当時の山本県知事が公用水面埋め立ての免許延長申請に対し、1年先延ばししましたが病気で辞任、23日に知事選挙です。
民主党が力が有って時期でも勝てなかったほどの保守王国です。どうなりますかね?
「瀬戸内海」を冷却排水で環境変化や放射能汚染などを起こさせない見識が求められるところなんですがね。
まず知事選の結果を見守りましょう。


写真:祝島(祝島市場HPより)

朝日新聞:
中国電力が上関原発の建設を目指す山口県上関町の町議選(定数10)が16日、投開票された。原発推進派の8人が当選し、過半数を占めた。反対派の当選は2人だった。投票率は86・03%(前回90・24%)。

 1982年の原発計画浮上以来、町議選は今回が8回目で、2011年3月の福島での原発事故後は初の実施。過去7回もすべて推進派が過半数を占め、前回(定数12)は推進派9人、反対派3人だった。今回は定数が2削減され、13人が立候補。選挙戦では、推進派候補9人の大半が原発問題の争点化を避け、「高齢者福祉の充実」などを訴えの中心に据えた。一方、4人の候補は原発反対を前面に出した。

 09年に始まった上関原発の準備工事は、震災直後に中断し、再開のめどが立っていない。また、中国電力の公有水面埋め立て免許の延長申請に対し、山口県は昨年3月、当時の山本繁太郎知事が判断を1年程度先送りする考えを示している。
(引用終わり)
コメント
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