私大への支援事業、計画途中で打ち切りへ 大学側は反発
どうやら文科省が16年度から始めた「私立大学研究ブランディング事業」を計画途中で打ち切る事を決め3月には採択校に通知したそうです。
一見問題が大きそうに見えますがはたして実態はどうなのでしょうか?
表向きの心は「18年度に東京医科大でこの採択に絡み贈収賄事件」が起きたのが見直しの端緒と報じています。
要するに文科省の補助金が予定年度の途中で打ち切られるのは珍しい事と見ました。
一度財務省から認められた予算は以降ひも付きになり文科省の利権になるわけですからこれが財務省の指摘であれ「大幅な予算削減を迫られ」それを求めたとは政治的スキャンダルですね!!
採択数と予算にもよりますが19年度は20校で50億円とすれば1大学1案件毎に2.5億円。5年に亘れば年に5000万円程です。
先行する大学ではこの補助がパーに成ればまあ大変と言えば大変な出来事ですし、着々と効果を上げているなら学内の他の予算を削ってでも続けるべきでしょう!
そんな事より少子化の影響に加え大学内での不祥事とその評判にまつわる受験生の激減の方がよほど大変でないかと他人事ながら心配する次第です。
浜爺は一度ついた予算が削減され事業が打ち切りになる裏側に「文春砲」も取り上げない何かがある気がします。
何にしても文科省予算が減るという事は一大事です。文科省と私学連は次に何を名目に補助金を出す/もらいますかね?
見ものです。
しっかり見守りましょうね!!
写真:贈収賄事件の起きた東京医科大学
朝日新聞:
文部科学省は、私立大学の目玉研究に最長5年間の継続支援をする「私立大学研究ブランディング事業」を計画途中で打ち切ることを決めた。同事業をめぐる東京医科大学の贈収賄事件後に見直していた。年間50億円を超える事業で、若手研究者の人件費などとして見込んでいた大学側は、突然の打ち切りに反発。職を失う研究者も出ている。
採択校はのべ120校。早稲田、慶応、上智、立命館、関西、名城大など有名私大の多くが助成を受けてきた。文科省は3月の1日と8日に大阪、東京でそれぞれ説明会を開き、事業打ち切りを採択校に伝えた。
事業は、大学を挙げて得意な研究を伸ばし、ブランドを高めるのを支援する目的で2016年度から始まった。16年度(予算額72・5億円)に40校、17年度(同79億円)に60校、18年度(同56億円)にも20校を採択。各校に最長5年間、毎年数千万円が配分されるはずだった。
だが、東京医大が採択されるよう依頼を受けた見返りに自分の息子を同大に合格させたとして、東京地検は18年7月、文科省の局長(当時)を受託収賄の疑いで逮捕、起訴した。同大理事長(当時)らも贈賄罪で在宅起訴した。
文科省は事件後、事業を見直し、16、17年度の採択校の支援は3、4年で、18年度の採択校は3年で打ち切ると決めた。当初は計画通り5年間支援することを目指したが、財務省から「ブランドイメージではなく、教育・研究の質の向上に資する事業を優先すべきだ」として大幅な予算減額を迫られ、受け入れたという。19年度も支援は続けるが大幅に減額する見通しだとしている。
有識者で構成され、採択校を選定してきた「私立大学研究ブランディング事業委員会」は、支援期間の短縮などを「極めて遺憾」とする委員長所見を公表した。ある大学の担当者は「(事件の)連帯責任を取らされるのは納得がいかない」と批判している。
(引用終わり)
どうやら文科省が16年度から始めた「私立大学研究ブランディング事業」を計画途中で打ち切る事を決め3月には採択校に通知したそうです。
一見問題が大きそうに見えますがはたして実態はどうなのでしょうか?
表向きの心は「18年度に東京医科大でこの採択に絡み贈収賄事件」が起きたのが見直しの端緒と報じています。
要するに文科省の補助金が予定年度の途中で打ち切られるのは珍しい事と見ました。
一度財務省から認められた予算は以降ひも付きになり文科省の利権になるわけですからこれが財務省の指摘であれ「大幅な予算削減を迫られ」それを求めたとは政治的スキャンダルですね!!
採択数と予算にもよりますが19年度は20校で50億円とすれば1大学1案件毎に2.5億円。5年に亘れば年に5000万円程です。
先行する大学ではこの補助がパーに成ればまあ大変と言えば大変な出来事ですし、着々と効果を上げているなら学内の他の予算を削ってでも続けるべきでしょう!
そんな事より少子化の影響に加え大学内での不祥事とその評判にまつわる受験生の激減の方がよほど大変でないかと他人事ながら心配する次第です。
浜爺は一度ついた予算が削減され事業が打ち切りになる裏側に「文春砲」も取り上げない何かがある気がします。
何にしても文科省予算が減るという事は一大事です。文科省と私学連は次に何を名目に補助金を出す/もらいますかね?
見ものです。
しっかり見守りましょうね!!
写真:贈収賄事件の起きた東京医科大学
朝日新聞:
文部科学省は、私立大学の目玉研究に最長5年間の継続支援をする「私立大学研究ブランディング事業」を計画途中で打ち切ることを決めた。同事業をめぐる東京医科大学の贈収賄事件後に見直していた。年間50億円を超える事業で、若手研究者の人件費などとして見込んでいた大学側は、突然の打ち切りに反発。職を失う研究者も出ている。
採択校はのべ120校。早稲田、慶応、上智、立命館、関西、名城大など有名私大の多くが助成を受けてきた。文科省は3月の1日と8日に大阪、東京でそれぞれ説明会を開き、事業打ち切りを採択校に伝えた。
事業は、大学を挙げて得意な研究を伸ばし、ブランドを高めるのを支援する目的で2016年度から始まった。16年度(予算額72・5億円)に40校、17年度(同79億円)に60校、18年度(同56億円)にも20校を採択。各校に最長5年間、毎年数千万円が配分されるはずだった。
だが、東京医大が採択されるよう依頼を受けた見返りに自分の息子を同大に合格させたとして、東京地検は18年7月、文科省の局長(当時)を受託収賄の疑いで逮捕、起訴した。同大理事長(当時)らも贈賄罪で在宅起訴した。
文科省は事件後、事業を見直し、16、17年度の採択校の支援は3、4年で、18年度の採択校は3年で打ち切ると決めた。当初は計画通り5年間支援することを目指したが、財務省から「ブランドイメージではなく、教育・研究の質の向上に資する事業を優先すべきだ」として大幅な予算減額を迫られ、受け入れたという。19年度も支援は続けるが大幅に減額する見通しだとしている。
有識者で構成され、採択校を選定してきた「私立大学研究ブランディング事業委員会」は、支援期間の短縮などを「極めて遺憾」とする委員長所見を公表した。ある大学の担当者は「(事件の)連帯責任を取らされるのは納得がいかない」と批判している。
(引用終わり)