王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

アサンジ容疑者 大使館内で逮捕される !!

2019-04-12 09:07:54 | 外交
お馬鹿な浜爺はこの騒ぎを「バハマ文書」で租税回避地を使い(不正や不適切にためた)金の持ち主を明かした事件だとばかり思い込んでいました。
いやいや実は「秘密文書の暴露」ですがもっと厳しい話だったのですね。

内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ容疑者(47)はスゥエーデンでの性犯罪容疑で国際指名手配をされ2010年に英国で逮捕されましたがその後保釈中の12年6月にエクアドル大使館に逃げ込んで7年ほど籠城していました。

大使館にはいろいろ特権がありエクアドルとアサンジ氏が蜜月の間は「英国の官憲の立ち入り」を拒んでいましたがどうやらここ2-3年の間に齟齬が生じたようです。
英国の政治的働きかけも成功したのでしょう。エクアドル大使館は「政治的亡命の受け入れを撤回」し11日の大使館内に警官が入りアサンジ容疑者の逮捕となった様です。
ブレグジットで他に何もしてない様に見えましたが英政府も結構タッチィーな問題を捌きました。
米司法省は同日「米政府コンピューターへに違法侵入した」としてアサンジ容疑者の訴追を」発表しました。(心は事前にしっかり)打ち合わせは済んでいたのでしょう。
英国は同氏を米国に身柄を引きわたす可能性があります。

さてウキリークスはどこかで活動していますからこれを契機に米国や英国の秘密文書が暴露されるかもしれません。
何が起きるかしっかり見守ってゆきたいと思います。



写真:逮捕された車中のアサンジ容疑者(時事)

毎日新聞:
【ロンドン服部正法】英警察は11日、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(47)を、保釈条件に違反したなどとしてロンドンのエクアドル大使館で逮捕した。アサンジ容疑者は同大使館に約7年籠城(ろうじょう)していたが、エクアドルが政治亡命の受け入れを撤回した。一方、米司法省は同日、米政府コンピューターに違法に侵入したとしてアサンジ容疑者の訴追を発表。今後、英国は米国の求めに応じアサンジ容疑者の身柄を引き渡す可能性がある。

 アサンジ容疑者は、スウェーデンでの性犯罪容疑で国際指名手配され、2010年に英国で逮捕された。その後、保釈中の12年6月にエクアドル大使館に逃げ込んだ。スウェーデン検察は17年5月、捜査打ち切りを発表したが、英警察は居住地域を限定するなどした保釈条件に違反したとして逮捕する方針を維持していた。ロンドンの裁判所は11日、アサンジ容疑者の保釈条件違反を認定。量刑は最長で禁錮12カ月になる可能性がある。

 アサンジ容疑者は10年、アフガニスタン戦争に関する米軍関係の秘密資料など大量の機密文書をウィキリークスを通じて暴露。16年の米大統領選では民主党候補のクリントン陣営に不利な内容の陣営幹部らのメールを大量に暴露した。米司法省が11日に発表したアサンジ容疑者の訴追内容は、10年の機密文書暴露に関するもので、文書漏えいで既に有罪判決を受けた元陸軍兵と共謀し、米政府のコンピューターネットワークに侵入した疑いがあるとしている。

 アサンジ容疑者は最近、エクアドル政府との関係悪化が伝えられていた。英紙ガーディアンによると、エクアドル政府は16年、ウィキリークスが米大統領選の民主党陣営から漏えいした電子メールを公表した際、アサンジ容疑者のネット利用を一時的に遮断。また、17年には、アサンジ容疑者がスペイン・カタルーニャの独立運動を巡り、スペイン政府批判のコメントを発信し外交摩擦を生んだことなどもエクアドル政府を怒らせ、18年3月、再びネット遮断の措置が取られた。
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