初会談 米朝にも言及 2人のトップ 足並みは?
昨日25日午後朝ロ首脳会談がロシアのウラジオストックで開催されました。
外交上の儀礼的挨拶と固い握手のあと首脳会談は行われたようです。
次回は都合の良い時にプーチン大統領が挑戦を訪問する約束ができたようです。
会談の中身は良く判りませんが金正恩委員長がプーチン大統領に「非核化のプロセスと制裁緩和について(朝鮮の筋書きに)理解と協力」を求めると「非核化を進めるには体制の保証が必要」とコメントしたようです。
プーチン大統領のコメントは金正恩委員長に言ったより少し米国の方を見て発言したようにも見えます。
当事者の米朝で「非核化」の話が決裂し自分の尻もちの中国に挨拶もしないで帰国した状態にロシアのプーチン大統領がいそいそと「人の仙気を気に病んでくれる」ほどお人よしとは思えません。まして自国がウクライナ侵犯でG8から締め出され経済制裁であえいでいるのに国連の挑戦に対する「禁輸制裁」を破ってまで応援する義理も余力もなさそうです。
さて24日午前に金正恩委員長はロシア領のハサンに入りましたがそれ以降ロシアの対応は応接する地方の役人の格が一貫して低かったと報じられておりウラジオストックでも同様と報じられています。表向きの歓迎ぶりと山火事その他の地方の事情があったにせよ万全でない所に微妙さを感じます。
放映された映像を見る限りでは海外のメディアは少なかったやに見えました。
まあ外交上の命綱とはこんな風に結んでおくものかも知れません。
話は変わってハサンはよくもまあこんな風に国境線がひけたなーと思うくらい微妙な場所に有ります。以下はネットより
そして朝鮮からの列車(多分チョンチン・清津方面)がハサンに入るのですが朝鮮の鉄道は広軌(1435ミリ)ですがロシアのそれはシベリア鉄道の超広軌(1520ミリ)ですから
金正恩の列車はハサン駅の周辺までは(4線軌道が敷かれているので)乗り入れしましたが
ウラジオストックに乗り入れるには台車の交換という(施設が有るとしても)結構手間のかかる作業をしているのですね。
換えるときも同様の手順が必要です。まあこれは2011年年ころに平城・モスクワ間に国際列車が走った頃(17-8)両でないにしろやった経験があるようですから急ぎの仕事をやったのですかね? 現場はご苦労様な事です。
飛行機でさーっと他国に行けないといろいろ余分な事に気を使わないといけない様です。
さて朝ロ首脳会談は日本に何か影響が出るでしょうか?
静かに見守るしかなさそうです。
写真:両首脳の記念写真:
FNN Prime:
ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との初の会談と拡大会合が、25日午後、終わった。
事実上の決裂に終わった米朝首脳会談とは違い、互いに友好ムードを演出する会談となったもよう。
防弾仕様の高級リムジン「メルセデス マイバッハS600プルマン・ガード」から降りた、人民服姿の北朝鮮・金正恩委員長。
ロシアのプーチン大統領は、笑顔で出迎えた。
金正恩委員長「こんにちは。お会いできてうれしいです」
固い握手を交わす両首脳。
この時、ホスト国のプーチン大統領は、30分遅刻。
ゲストの金委員長は、その到着を待って会場入りした。
およそ8年ぶりとなる、「ロ朝首脳会談」。
首脳会談冒頭、金委員長は、「今回、ご招待いただき、また、大変ご多忙の中でも深い関心を注ぎ、モスクワから数千km離れたこの場所まで来られ、会ってくださったことに感謝します」と、感謝の言葉を口にした。
さらに、金委員長は、「あなたが“偉大なロシア人民”を指導する重大な責任を担い、現在、精力的にご活躍なさっていることにお祝い申し上げます」と述べた。
プーチン大統領を持ち上げるコメントも飛び出し、和やかなムードだった。
一方、プーチン大統領は、朝鮮半島情勢について、「朝鮮半島情勢をどのようにしたらいいか、より明確になります。北朝鮮とアメリカとの正常化でも歓迎します」と述べ、これに、金委員長はうなずいた。
実は、利害関係が一致するロシアと北朝鮮。
非核化へのプロセスや制裁緩和について溝が埋まらないアメリカとは対照的に、プーチン大統領は、制裁緩和が朝鮮半島の安定につながるとの立場で、金委員長は今回、ロシアから今後への協力を取りつけるとともに、アメリカをけん制する狙いがあるとみられる。
金委員長「われわれは“最も親善的で偉大な隣国”をうれしい気持ちで訪問しました」
(引用終わり)
昨日25日午後朝ロ首脳会談がロシアのウラジオストックで開催されました。
外交上の儀礼的挨拶と固い握手のあと首脳会談は行われたようです。
次回は都合の良い時にプーチン大統領が挑戦を訪問する約束ができたようです。
会談の中身は良く判りませんが金正恩委員長がプーチン大統領に「非核化のプロセスと制裁緩和について(朝鮮の筋書きに)理解と協力」を求めると「非核化を進めるには体制の保証が必要」とコメントしたようです。
プーチン大統領のコメントは金正恩委員長に言ったより少し米国の方を見て発言したようにも見えます。
当事者の米朝で「非核化」の話が決裂し自分の尻もちの中国に挨拶もしないで帰国した状態にロシアのプーチン大統領がいそいそと「人の仙気を気に病んでくれる」ほどお人よしとは思えません。まして自国がウクライナ侵犯でG8から締め出され経済制裁であえいでいるのに国連の挑戦に対する「禁輸制裁」を破ってまで応援する義理も余力もなさそうです。
さて24日午前に金正恩委員長はロシア領のハサンに入りましたがそれ以降ロシアの対応は応接する地方の役人の格が一貫して低かったと報じられておりウラジオストックでも同様と報じられています。表向きの歓迎ぶりと山火事その他の地方の事情があったにせよ万全でない所に微妙さを感じます。
放映された映像を見る限りでは海外のメディアは少なかったやに見えました。
まあ外交上の命綱とはこんな風に結んでおくものかも知れません。
話は変わってハサンはよくもまあこんな風に国境線がひけたなーと思うくらい微妙な場所に有ります。以下はネットより
そして朝鮮からの列車(多分チョンチン・清津方面)がハサンに入るのですが朝鮮の鉄道は広軌(1435ミリ)ですがロシアのそれはシベリア鉄道の超広軌(1520ミリ)ですから
金正恩の列車はハサン駅の周辺までは(4線軌道が敷かれているので)乗り入れしましたが
ウラジオストックに乗り入れるには台車の交換という(施設が有るとしても)結構手間のかかる作業をしているのですね。
換えるときも同様の手順が必要です。まあこれは2011年年ころに平城・モスクワ間に国際列車が走った頃(17-8)両でないにしろやった経験があるようですから急ぎの仕事をやったのですかね? 現場はご苦労様な事です。
飛行機でさーっと他国に行けないといろいろ余分な事に気を使わないといけない様です。
さて朝ロ首脳会談は日本に何か影響が出るでしょうか?
静かに見守るしかなさそうです。
写真:両首脳の記念写真:
FNN Prime:
ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との初の会談と拡大会合が、25日午後、終わった。
事実上の決裂に終わった米朝首脳会談とは違い、互いに友好ムードを演出する会談となったもよう。
防弾仕様の高級リムジン「メルセデス マイバッハS600プルマン・ガード」から降りた、人民服姿の北朝鮮・金正恩委員長。
ロシアのプーチン大統領は、笑顔で出迎えた。
金正恩委員長「こんにちは。お会いできてうれしいです」
固い握手を交わす両首脳。
この時、ホスト国のプーチン大統領は、30分遅刻。
ゲストの金委員長は、その到着を待って会場入りした。
およそ8年ぶりとなる、「ロ朝首脳会談」。
首脳会談冒頭、金委員長は、「今回、ご招待いただき、また、大変ご多忙の中でも深い関心を注ぎ、モスクワから数千km離れたこの場所まで来られ、会ってくださったことに感謝します」と、感謝の言葉を口にした。
さらに、金委員長は、「あなたが“偉大なロシア人民”を指導する重大な責任を担い、現在、精力的にご活躍なさっていることにお祝い申し上げます」と述べた。
プーチン大統領を持ち上げるコメントも飛び出し、和やかなムードだった。
一方、プーチン大統領は、朝鮮半島情勢について、「朝鮮半島情勢をどのようにしたらいいか、より明確になります。北朝鮮とアメリカとの正常化でも歓迎します」と述べ、これに、金委員長はうなずいた。
実は、利害関係が一致するロシアと北朝鮮。
非核化へのプロセスや制裁緩和について溝が埋まらないアメリカとは対照的に、プーチン大統領は、制裁緩和が朝鮮半島の安定につながるとの立場で、金委員長は今回、ロシアから今後への協力を取りつけるとともに、アメリカをけん制する狙いがあるとみられる。
金委員長「われわれは“最も親善的で偉大な隣国”をうれしい気持ちで訪問しました」
(引用終わり)