昨日11日(現地時間)NYの株式相場のダウ平均は、ふたたび大安で引けました。
日本時間に直せば14時間前の午前5時の事です!
前日の10日はトランプ大統領の経済政策のテコ入れで、ここをクリック⇒前日比1167ドルと9日に次いで2番目の上げ幅を示しましたが、この日の下げ幅は9日の2013ドル安に次ぐ1464.94ドルとなり2万3553・22ドルで引けました。
前日のトランプ大統領の経済政策が口先だけが見透かされ、新型コロナウイルスの拡大に警戒感が広がっている中、WHO から「新型コロナウイルスの感染のパンデミック宣言」が入り、取引は一時1600ドルを超す下げを示しました。
パンデミックを宣言するテドロス事務局長(ネットより)
さて13時間前11日の東京市場の日経平均は前日比451.06円安の1万9416.94円で引けました。 取引前のNYでのダウ株価の回復を受けて狼狽売りは何とか収まったようですが、新型コロナウイルスの感染の問題は衛材活動全般へ影響を及ぼしていますから、自力反転は難しそうです。
さてそこで、12日今朝10時過ぎに東京市場の日経平均は1000円を超す下げの様です。 これは狼狽売りですね。 1万9千円台の下限を割ってしまうかも知れません。
後場に注目しましょう!
追記:12日の日経平均は856円の値下がりで、終値は1万8559.63円で引けました。
ショック!!
ロンドンそしてまたNYへの値下げ材料になるか? 見守るしか有りません。
写真:NYの証券取引所(NHKより)
読売新聞:
【ニューヨーク=小林泰明】11日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大への懸念から売り注文が加速し、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比1464・94ドル安の2万3553・22ドルだった。下げ幅は9日の2013ドル安に次ぐ過去2番目の大きさだった。
2月12日につけた最高値(2万9551ドル)からの下げ幅は約6000ドルに上り、下落率は20%を超えた。
感染拡大に伴う米政府の景気対策の内容が不透明だったことから、取引開始直後から失望売りが膨らんだ。その後、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「パンデミック(感染症の世界的な大流行)とみなすことができる」と表明すると売り注文に拍車がかかり、下げ幅は一時、1600ドルを超えた。
ダウ平均を構成する30銘柄すべてが下落した。航空機の需要が落ち込むとの見方から航空機大手ボーイングが約18%下落し、機械・航空大手ユナイテッド・テクノロジーズも約10%値下がりした。
ダウ平均は1000ドルを超す上昇と下落を繰り返す乱高下が続いている。米市場関係者からは「今後、経済に与えるマイナスの影響に関するデータが出てくると、投資家心理がさらに悪化し、一段と値下がりする可能性もある」との声も出ている。