王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

NY株、下げ幅一時1600ドル超…「パンデミック」で下落に拍車

2020-03-12 10:45:38 | 為替 ドル 株式
昨日11日(現地時間)NYの株式相場のダウ平均は、ふたたび大安で引けました。
日本時間に直せば14時間前の午前5時の事です!
前日の10日はトランプ大統領の経済政策のテコ入れで、ここをクリック⇒前日比1167ドルと9日に次いで2番目の上げ幅を示しましたが、この日の下げ幅は9日の2013ドル安に次ぐ1464.94ドルとなり2万3553・22ドルで引けました。

前日のトランプ大統領の経済政策が口先だけが見透かされ、新型コロナウイルスの拡大に警戒感が広がっている中、WHO から「新型コロナウイルスの感染のパンデミック宣言」が入り、取引は一時1600ドルを超す下げを示しました。
パンデミックを宣言するテドロス事務局長(ネットより)


さて13時間前11日の東京市場の日経平均は前日比451.06円安の1万9416.94円で引けました。 取引前のNYでのダウ株価の回復を受けて狼狽売りは何とか収まったようですが、新型コロナウイルスの感染の問題は衛材活動全般へ影響を及ぼしていますから、自力反転は難しそうです。

さてそこで、12日今朝10時過ぎに東京市場の日経平均は1000円を超す下げの様です。 これは狼狽売りですね。 1万9千円台の下限を割ってしまうかも知れません。
後場に注目しましょう!
追記:12日の日経平均は856円の値下がりで、終値は1万8559.63円で引けました。
ショック!!
ロンドンそしてまたNYへの値下げ材料になるか? 見守るしか有りません。

写真:NYの証券取引所(NHKより)

読売新聞:
【ニューヨーク=小林泰明】11日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大への懸念から売り注文が加速し、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比1464・94ドル安の2万3553・22ドルだった。下げ幅は9日の2013ドル安に次ぐ過去2番目の大きさだった。
 2月12日につけた最高値(2万9551ドル)からの下げ幅は約6000ドルに上り、下落率は20%を超えた。
 感染拡大に伴う米政府の景気対策の内容が不透明だったことから、取引開始直後から失望売りが膨らんだ。その後、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「パンデミック(感染症の世界的な大流行)とみなすことができる」と表明すると売り注文に拍車がかかり、下げ幅は一時、1600ドルを超えた。
 ダウ平均を構成する30銘柄すべてが下落した。航空機の需要が落ち込むとの見方から航空機大手ボーイングが約18%下落し、機械・航空大手ユナイテッド・テクノロジーズも約10%値下がりした。
 ダウ平均は1000ドルを超す上昇と下落を繰り返す乱高下が続いている。米市場関係者からは「今後、経済に与えるマイナスの影響に関するデータが出てくると、投資家心理がさらに悪化し、一段と値下がりする可能性もある」との声も出ている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見えない敵に負けた」センバツ中止、泣き崩れる選手も

2020-03-12 09:37:31 | スポーツ
昨日11日夕刻6時過ぎTVニュースを見ると、少し前に「第92回センバツ高校野球大会」を中止したとの報道でした。
同日の臨時運営委員会後の記者会見で、大会会長の丸山氏は「現段階では選手が安心してプレーできる環境を担保できない」とし、高野連の八田会長も「教育の一環。選手の安全と健康を第1に判断」と述べました。
他の高校を含む学生スポーツの大会は既に自粛され、プロの競技の数々も中止や延期が決定されている最中ですから「まづは妥当な判断」と思います。

この高校野球は大東亜戦争の影響で中断したが、予定された大会で中止されるのは初めてとの事です。
春の選抜に選ばれた選手諸君や関係者の落胆はお気の毒な限りです。
しかし、ここをクリック⇒青春とか力投や熱血などの言葉の裏で「高野連」だけ?は、全国高校生総合体育大会体育連(俗にインターハイ)と一線を画した、新聞社と興行?団体が作る一般財団法人です。
何物も止める事の出来ない高野連を新型コロナウイルスが止めたとしたら、それはいろいろ考える契機を与えてくれたのだろうと思います。

偶然ですが、同じ日東京五輪組織委員会の理事が「東京五輪の1-2年をを延期が望ましい」と発言し、それを森喜朗組織委員会会長が「否定をし、当人も失言したと謝罪」と記者会見で述べました!
見方によっては「少なくとも延期に向けて観測気球を上げてみた」とも見えます!!
思い出せば1980年モスクワオリンピックを西側の参加国(当然日本も)は“ソ連のアフガン侵攻に抗議して”参加拒否“ボイコット”をしました。
その時日本選手の代表の一人は現JOC会長山下奉裕氏ですが、私の青春は何であったのだろう!と泣きました。
 写真は山下会長(ネットより)

ひょっとすると、見切り千両と後世褒められるかもしれません!

さらに偶然ですが、その翌日未明WHOが「新型コロナウイルスの感染について、パンデミック宣言」を発しました。
何がどうなるかまだ分かりません。 静かに事態を見守りましょう。

写真:11日 泣きながら用具を片付ける諫早市創成館の選手ら

朝日新聞:
第92回選抜高校野球大会の中止が11日に決まり、出場が決まっていた創成館(長崎県諫早市)も春の甲子園に立つ機会を失った。同日夕方、決定を告げられた選手たちは練習を切り上げ、落胆した様子でグラウンドを後にした。
 練習途中の午後6時、稙田(わさだ)龍生監督(56)が選手らを集めて切り出した。「残念ながら中止や」。選手らは目に涙をためながら監督を見据え、じっと聴き入る。監督は「見えない敵に負けた。気持ちを切り替えるのは難しいが、早く切り替えて、まずは春の九州大会、そして最後の夏の甲子園に行くしかない」と呼びかけた。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今月3日から授業は自宅などでの自主学習となったが、甲子園を控えた野球部は特別に活動を許可されていた。だが、開幕までに予定されていた練習試合計6試合が中止に。選手らは最後まで開催を信じ、練習を重ねる一方で、手洗いうがい、寮でのアルコール消毒など、予防に努めていた。
 「実戦練習を積み、後は選抜に挑むのみだった」。上原祐士主将(2年)は涙をこらえながら報道陣の取材に語った。(米田悠一郎)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする