昨日13日新型コロナウイルス感染拡大に備える「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」が成立しました。
参院では与党の自公野党で維新の会、国民民主が賛成に回り、立民では一部造反議員が出て反対は18票と報じられました。
共産党と令和新選組は反対、社民は欠席や福島氏が反対票を投じたようです。
浜爺はこの法案をどの様に成立させるか興味を持って眺めていました。
浜爺個人は、ここをクリック⇒「この新型ウイルス感染は一大事だから“非常事態宣言なり緊急事態宣言”をして対策をするべき」と考えていましたからね。
2月3日に横浜港にダイアモンドプリンセス号の入港を認めた時から、主題は“ウイルス学”の問題ではなく“政治”の問題になると思ったからでした。
ダイアモンドプリンセス号での船内感染拡大に対処するため、安倍政権は“新法による措置法を考えた”様ですが、この間(与党に力を与える位なら?)2012年4月に成立した“旧インフル措置法”でも解釈をしっかりすれば新法は必要ない”との意見も有りましたよね!
一方、PCR検査も満足に受けられない事案があちこちで起き、その指針は加藤厚労相の説明にも関わらず、ここをクリック⇒豆腐に竹串を刺すように、すーっと現場の患者/医師まで届いている様には見えませんでした。
そして”旧インフル措置法”の対象に“新型コロナウイルスによる感染”を付け加えるだけの改正という事で今週とんとん拍子に成立したと理解しています。
今朝TVのニュースショーで読売の橋本五郎さんが“前の法案の対象に新型コロナウイルス感染を付け加えただけ!”と明言されたのを聞きました。
さて、閣議決定以降、野党の一部或いは在野のリベラル(民主派?)弁護士や憲法学者が“新措置法”は非常事態宣言により“市民の私権を抑圧する”との批判をしてるのもTVで見ましたよ!
何をいまさら?? すでにそういう法案が成立していて、今更何を訴えているのでしょう? 非常事態(戦争ではないが、テロとか疫病や自然災害など)が起きた時には
「私権の享有は公共の福祉に従う」だったか、みんなが大変困ったときは個人の権利が制限されるのは致し方無いのですね!!
中國は兎も角、ヨーロッパの民主主義国でイタリアはいち早く北部3州の封鎖に次いで、全国の人の流れを止めました。スペインもその方向の様です。米国でもかなりの州が州知事の権限で州の非常事態宣言をして封鎖や立ち入り禁止区域など行っていました。 つい13日(現地時間)にはトランプ大統領が新型コロナウイルス感染に対し、非常事態宣言を発しました。
どこの国や地方でも生活上の不便や物資の不足に悩むでしょうが、「この宣言に対し憲法違反」との声は聴きません!!
まあ、安倍首相、加藤厚労相と森法相のいる内閣に「非常事態宣言」なんてして欲しくないとの気持ちは良く分ります。
グレタ・トゥンベリさんでは有りませんが、ここをクリック⇒ How dare you! 良くもまあ、お前の口からそんな事を言えたもんだ! ですよ。
でも、改正新型インフルエンザ等改正措置法は正しく成立したと思いますよ!
今度はしっかり地方/現場の様子を把握して、逡巡と遅疑することなく「非常事態宣言」を発令してください。
信長公の「一銭切り」の如く、駄目大臣と怠け者の官僚達の首は瞬時に飛ばす位の指揮命令を見せて下さい。 ついでにマスクをドラッグストアの前に山積みして見せて下さい。 真実は細部に宿ります。 待っています!!
写真:13日参院の採決で直前に退席した立民の石垣議員
産経新聞:
新型コロナウイルスの感染拡大に備える改正新型インフルエンザ等対策特別措置法の整備は、安倍晋三首相が野党に協力を求める異例の形でスタートし、野党は法案の閣議決定より先に参院での採決日程まで受け入れる「あべこべ」の経過をたどった。異例ずくめの審議を通じて改めて浮き彫りになったのは、野党のバラバラ感だった。
主要野党は次期衆院選をにらみ共闘を進めるが、13日の参院本会議の採決では立憲民主、国民民主両党が賛成し、共産党は反対に回った。社民党は福島瑞穂党首が欠席し、吉田忠智幹事長は賛成した。
ちぐはぐな対応となった大きな要因は、元となった特措法が旧民主党政権で成立したことや、規定された私権制限への懸念がある。各党は「共闘に影響はない」(共産の志位和夫委員長)と強調するが、足並みの乱れは政党の「間」だけにとどまらなかった。
国民は法案対応を議論した11日の総務会で、「現行法のまま適用できる」と主張する足立信也参院議員が原口一博国対委員長と言い争いになり、慣例の全会一致ではなく、初めて多数決で賛成を決めた。足立氏は13日の採決を欠席した。
立民はさらに深刻だ。衆院では山尾志桜里氏が造反し、参院でも石垣のり子氏が採決直前に退席した。長浜博行参院議員会長は石垣氏を厳重注意したが、福山哲郎幹事長は記者団に「一定、気持ちを理解する」と歯切れ悪く語った。有田芳生、川田龍平、野田国義各参院議員も欠席した。
とりわけ山尾氏の造反は、立民執行部への強烈なパンチとなった。
「今回の議論のやり方は民主的だと思わない。国対に始まり国対に終わった。オープンな議論の場が本当に少なかった」。山尾氏は採決に先立つ12日の代議士会で挙手して発言を求め、枝野幸男代表らの前で造反を宣言。「成立ありき」の運びや、党の風通しの悪さを真正面から批判した。
参院での立民と国民の確執も相変わらずだった。
自民と立民の参院国対委員長が「13日採決」で合意した9日、国民の榛葉賀津也参院幹事長は「閣議決定もされてないのに出口に合意した。これでは(与党が法案の)修正協議に応じるわけがない」と記者会見で批判した。舟山康江国対委員長も11日の記者会見で、立民の蓮舫参院幹事長について「報告・連絡・相談」の「ホウレンソウ」が足りないと苦言を呈するなど、根強い相互不信があらわになった。(千葉倫之)