トランプ前大統領が1月20日の離任以前に「大統領行政令」に基づき2020大統領選の不正を暴くような期待が有りましたが、何も起こらず終わりました。州兵によるワシントンDCの警備も反乱法や軍事裁判の為ではなかった様です。それどころか6日の演説を民主党に逆手にとられ「議会に暴徒を差し向けた」として、弾劾裁判の提訴が下院で可決され(それには共和党議員10人ほどが賛成したようです)。民間人となったトランプ前大統領を弾劾するのは憲法違反だとする共和党議員の訴えを55対45で否決されましたが、ここをクリック⇒5人の共和党員が反対に回ったと話題になりました。
さて、余りトランプ前大統領の話題は日米とも大手メディアはスルーしていますが、いよいよ2月9日には上院で弾劾裁判は強行されるようです。
以下がケビン・マッカーシー下院議長の写真です〈ネットより)
1月の28日共和党の(少数派)院内総務ケビン・マッカーシー氏がフロリダのトランプ邸を訪れ和解し2022年の中間選挙で協力し合う事を決めたようです。というのもマッカーシー氏は6日のトランプ大統領の演説により議会占拠事件はトランプ大統領に責任があると非難していたからです。
20日以降、国民の共和党離れの勢いは激しく共和党幹部の悩みの為となっていました。トランプ大統領の2020大統領選の不正に対する対抗策の不発、弾劾裁判やトランプ氏による新党設立のうわさ等が元でした。
28日の会談でその1:トランプ氏は新党に組しない。その2:共和党の議席拡大に協力する。その3:共和党の州知事の議席をトランプ支持の共和党員で置き換える との方針が確認されたようです。
また別な話では「弾劾裁判に関するトランプ側弁護団」ですが、そもそも「2020大統領選の不正が初めにありき」でないか! との主張を議会における弾劾裁判でする様で裁判を主宰する裁判長(民民主党上院議員)の捌き次第で荒れる可能性があるそうです。
あれやこれや含めて2月8日の週、多分9日から開かれると結論が出るまで議事はこれに掛かりきりだそうですから大変ですね。何が出るか楽しみにしています。
ロイター:
[ワシントン 28日 ロイター] - 米国のトランプ前大統領は28日、共和下院トップのマッカーシー院内総務と会談し、2022年中間選挙での共和党の議席奪還に向けて協力すると確約した。
マッカーシー氏は、6日の連邦議会占拠事件を巡りトランプ氏に責任があると非難していたが、トランプ氏が退任後に住むフロリダ州を訪れ、和解したとみられる。
トランプ氏を巡っては、新党結成を検討しているとの観測が浮上し、2022年の中間選挙で共和党の支持票が割れるとの懸念が出ていた。
ただ、トランプ氏が設立した政治団体「アメリカを救え(Save America)」の発表によると、トランプ氏は共和党の下院での多数派奪還に向けマッカーシー氏と協力することで合意した。また、両者の会談は、非常に友好的で良いものだったという。
マッカーシー氏も声明で、トランプ氏が中間選挙での共和党の勝利に向けた取り組みを表明したと発表した。また、大統領を退任して民間人となったトランプ氏を裁判にかけようとしているとして民主党を批判した。