今日も又、東日本大震災から10年と言う事で各地で鎮魂の慰霊祭が行われる事と思います。先月末からずっと10年目との事で地震による被害の面と福島原発事故による被害の面と両面からの報道が有りました。
多分TVニュースでどこかの場所で地震発生の時刻にサイレンを吹鳴して犠牲者を悼む場面が出るかと思います。あのサイレンの吹鳴を聞くと「場面と関係なく浜爺の心拍があがるのです」。昭和19年ごろ横浜市の弘明寺市電の終点前にあった横浜国大工学部(当時は横浜工専)の屋上から空襲警報がのサイレンが鳴ると近くの防空壕に避難しなければいけなかったのを体が覚えているのですよ。嫌だなー、怖いなーとの思いが刷り込まれているのですね。😫
震災復興の点からみると、一所懸命に作った高すぎる堤防、空き地の多い高台の新開地など反省する面が出て来てる様です。これには日本全体の地方に現れてきた少子高齢化による人口減が復興の掛け声で過小評価されて計画の根幹に打撃を与えた事が大きいような気がします。それと女川原発の再稼働をいち早く認めた地域の住人方の考え方。微妙な問題を含んでします。そして10年経つのに福島原発の何号機か忘れましたがデブリス(燃料の燃えカス)が除去できない炉心部の処理、毎日たまる冷却水の処分の問題などなど。政府が大ナタを振るわないと方向が決まらない問題が山積しています。安倍前首相が「福島原発はアンダーコントロール(私の抑制が効いている元にある)」と言って招待した東京五輪もついに外人観客の招致をあきらめたのですからね。
現在新型コロナウイルスに関する「東京都と近郊3県の勤給事態宣言の解除」も納得のゆく形では進みそうもなく思えてきました。あれやこれや10年の付けを菅政権が方向付けできると良いのですが。難問が続きそうです。
写真:【東日本大震災10年】海辺で気分転換しに来たという小名浜の四家(しけ)愛里さん(13)(左)と琴姫(ことみ)さん(11)姉妹。姉の愛里さんは「震災の時、すごい揺れだったのは覚えてます。また起きてほしくないが備えは必要だと思います」と話す=10日午後、福島県いわき市・岩間海岸(納冨康撮影
産経新聞:
東日本大震災は11日で発生から10年。岩手、宮城、福島3県の海岸や慰霊碑などでは10日、犠牲者を悼む人の姿が多く見られた。新型コロナウイルスの影響で昨年は開催が見送られた政府の追悼式は11日、東京都内で行われ、被災地でも発生時刻の午後2時46分に合わせ、鎮魂の祈りがささげられる。
平成23年3月11日に三陸沖を震源とするマグニチュード(M)9・0の地震が起き、最大震度7を観測、最大9・3メートルの津波が襲来した。
警察庁のまとめでは岩手、宮城、福島の3県を中心に、死者は1万5899人で、行方不明者2526人(1日現在)。復興庁によると、避難生活中の持病悪化や自殺などで亡くなった計3767人が1都9県で震災関連死と認定された。
東京電力福島第1原発事故により、福島県では最大11市町村約1150平方キロに避難指示が出た。現在も第1原発が立地する双葉、大熊両町を含む計7市町村の一部で避難指示が続いている。