25日(現地時間)バイデン大統領による初の記者会見が行われました。
これに関し以下のCNNによる参考記事にある通り、事前の大統領府の報道官による”提灯発言”で会見でそれが話されたかどうかは又別の話です。そして話された内容は、大手マスコミによる都合の良い部分に限られていた様です。
日本のマスコミ各紙はその中から1.米中の関係は民主主義対専制主義の戦いである。2:北のミサイル発射は国連決議違反だ。3:南部国境問題で追及を受ける 等、自分の興味のある場分に焦点を当て紹介していました。⤵⤵⤵
そんな中では、youtube で 及川幸久氏の THE WISDOM CHANNEL が秀逸でした。 及川氏は 就任後65日も経ってから記者会見をする点も含め7点を問題点に上げ、事実もさることながら。会見の肌触りとか雰囲気を伝えたいと事前に述べていました。その2点は「私は120年前に上院議員になった」と発言した様です。マスコミ大手はみんなスルーです。3点目はバイデン大統領の背面から移して映像には記者会見に出席した30名以上の名前と顔写真、それに1番から番号が振ってある記者を映し出し、(保守系メディアの記者は1人も入っていない事を含め)予め仕組まれている(様に見える)と穏やかに指摘しました。
その4は:バイデン大統領の発言はスローモーションであった。とし、foxTVの解説者のセリフを引用し「列車の脱線事故をスローモーション」で見ている様でイラついたと感想を補強していました。そして自由闊達な記者会見を演出したかったのだろうがTV画面には演台に向かい原稿を読み上げる様子が映り、これも棒読みの発言でイラつかせたと推測しています。第6点は「2024年の大統領再選には出馬する」と発言しました。最後が7点目ですが「選挙制度改革について」です。民主党はH.R.1という選挙制度改革案を提出しており下院は通過していますが、及川氏の見立てでは上院の通貨は難しそうと言ってました。これは簡単に言えば連邦議員選挙にはID(政府の発行する身分証明書)なしに郵便投票を含め、選挙に参加できる制度(つまり2020大統領選で大量の幽霊投票や死亡者投票その他の不正投票)を正式に法律で認めようとする動きです。これに対し共和党は各州での選挙にID制度を導入し、州知事や州務長官による〈法によらない〉不正投票を防止するとの考えです。これはバイデン対トランプの2020大統領選の第2ラウンドですね。 北の問題とか南部における国境問題(移民受け入れの可否)については上記5と6の間出た問題でしょう。
かくして、我々は初記者会見の仕組みを知る事が出来ました。及川先生有難うございます。また追って米国の大手メディアが報じない問題は、上記チャンネルのお世話になると思います。
写真:バイデン米大統領が3月25日に就任後初の公式記者会見に出席することがわかった/ERIC BARADAT/AFP/Getty Images
CNN:
(CNN) サキ米大統領報道官は16日、バイデン米大統領が3月25日に就任後初となる公式の記者会見に出席すると明らかにした。
CNNの過去100年の分析によれば、バイデン大統領の就任後初の公式記者会見は直近の前任者15人よりも遅い。前任者全員は単独の記者会見を就任後33日以内に行っていた。
ホワイトハウスはバイデン大統領がこれまで公式の記者会見を実施しなかったことについて擁護。バイデン大統領はすべての米国人が接種できる量の新型コロナウイルスワクチンの確保と、1.9兆ドル(約200億円)規模の新型コロナ対策の財政支援成立に注力してきたと指摘した。
サキ報道官はまた、バイデン大統領が週に何度か質問に答えているとも述べていた。
ジャンピエール副報道官は14日、MSNBCの番組で、バイデン大統領はイベントで記者団からの約40問の質問に答えていると指摘。ジャンピエール副報道官は「これが大統領だ。イベントに出席し、記者が質問を投げつけ、それに答える」と述べた。
バイデン大統領は記者会見で、国境に移民の子どもたちが急増している問題をはじめ、新型コロナ対策法の実施、バイデン政権によるすべての米国人へのワクチン接種の取り組み、学校の教室に子どもたちを戻すことといった喫緊の課題について質問を受けることになりそうだ。
(引用終わり)