昨日夕刻横浜では4チャンネルのNews every を見ていたら藤井アナが6時直前の終了前に「番組で不適切な表現が有った」とかで、謝罪をしていた。「何をどう表現したから不適切」と考えたのかその瞬間には頭が繋がらなかったのですが、追って別の所で解説があるだろうと思っていたら以下の参考記事を見つけました。
同じ4チャンネルの朝8時からの番組「スッキリ」でアイヌ民族の伝承文化を紹介する場面で、これがアイヌの伝統文化を紹介する一場面の様です。(ネットより」)
お笑い芸人が「この作品と掛けて、動物を見た時と解く。その心は、あ、犬!」と謎かけをやったそうです。アイヌの人たちを侮辱するときにはアイヌと”あ、犬”を使うのは良くある表現方法だったそうです。その事を良く知らないで使ったとしても、”あ、犬”と表現すればそれは褒めた事には受け止められません。放送後ただちに番組に対し非難が殺到した様です。そしてもう一つ問題は「この場面は生放送でなく録画であったのにプロデューサーやディレクター等、編集に責任ある人が事前に内容の適否を判断していなかった」とか。朝8時に放映して夕刻6時の番組で謝罪するまでざっと正味9時間ほど社内で謝罪するかどうか?で会議は空回りしていたのですかね?
お笑い芸人の発言はいただけませんが、日テレの体質に問題が有りそうです。
朝日新聞digital:
「スッキリ」でアイヌ民族に不適切表現 日テレ謝罪
日本テレビは12日、同局系の情報番組「スッキリ」でアイヌ民族を傷つける不適切な表現があったとして、同日のニュース番組内でおわびした。
問題の発言は、動画配信サービス「Hulu(フールー)」の番組を紹介するコーナーであった。アイヌ女性のドキュメンタリー「Future is MINE ―アイヌ、私の声―」を紹介した後、お笑い芸人の脳みそ夫さんが「この作品とかけまして動物を見つけた時ととく。その心は、あ、犬」と謎かけをした。番組の放送後、SNS上などで「本当に許されないこと」などと批判の声が多く上がった。
北海道大学アイヌ・先住民研究センターの北原モコットゥナ●(小文字のシ)准教授によると、民族名に「犬」という言葉をかけて、侮蔑することは昔から続いてきたという。「放送を見て、集中力が下がって仕事が手につかなくなった。前後の説明を見れば、好意的に紹介しようという意図があったことは分かるが、長年多くの人々のトラウマとなってきた言葉が流れてしまったことは重大だ」と指摘。「本来は多様性の大切さを扱った映像。この件が大手メディアが国内の重要なトピックに対して大変鈍感であることの問題として取り上げられることを望む」と話した。
日本テレビは取材に「当該コーナーの担当者にこの表現が差別に当たるという認識が不足しており、放送前の確認も不十分でした。その結果、正しい判断ができないまま、アイヌ民族の方々を傷つける不適切な表現で放送してしまいました」と説明。「アイヌ民族の皆様、ならびに関係者の皆様に深くお詫(わ)び申し上げるとともに再発防止に努めてまいります」などとコメントした。(宮田裕介、大野択生)
(引用終わり)