昨日31日全日本空手道連盟の倫理委員会が都内で開かれ「全空連の選手強化委員長・香川政夫氏(65)から植草歩さん(28-東京五輪女子組手61キロ超級代表)がパワハラを受けたと訴えている問題」を事情聴取しました。
植草選手は聴取後「きちんと話は聞いていただいた、後は担当の弁護士さんから」と内容には言及しませんでした。弁護士さんも「具体的には言及しません」でした。問題のパワハラ疑惑の香川氏の主張はこの後からの様ですからね。しかし、これまでに報道されている事を拾うと「今年に入り、竹刀による突きの指導で、植草さんが目を突かれる怪我を起こし、その種の稽古は考慮する様、チームの医師からアドバイスが有ったにも拘わらず続けられ、同様な怪我は他の選手にも及んでした」そうです。又これ以前にも植草さんの人格を否定する様な言葉で指導教育する場面が有り耐え難くなっていたようです。
まあ、香川氏は植草さんが大学で空手を学んだ時から指導者と言うか空手道の師匠であった様ですから「長年にわたる師匠を弟子が訴える」のはよくよくの事情が有ったのだろうと思います。パワハラは仕掛けている方はそれがパワハラだと思わない所に盲点があるものです。
今朝の朝刊の週刊誌の見出しには「植草さんが訴えた裏の真実」とかで彼女の正義感一筋ばかりでない(様な事を思わせる)一行が有りました。香川氏に対する全空道の処分と相俟っていろいろな事が分かってくるでしょう。第二幕が期待されます、
上は、2018年には空手の全日本選手権の女子個人組手で優勝した植草歩選手。左は香川政夫氏 と二人並んでの写真がネットにたくさん流れています。〈ネットより)
今朝の報道では倫理委員会は「香川氏が竹刀を使用した練習で植草歩の目を負傷させた事実を認定した 」と報じた社もあります。追って内容が分かるかもしれません。
写真:都内でヒアリングを受ける前に取材対応した植草歩
スポーツ報知:
空手の東京五輪女子組手61キロ超級代表の植草歩(28)=JAL=が、全日本空手道連盟の選手強化委員長・香川政夫氏(65)からパワハラを受けたと訴えている問題で、全空連の倫理委員会がこの日、都内のホテルで植草から事情聴取を行った。紺のスーツ姿で出席し、約1時間半にわたるヒアリングを終えた植草は「きちんとお話してきました。倫理委員会のことはこれ以上話せない」とだけ話した。
代理人の境田正樹弁護士は具体的な聴取の内容については話せないとしたものの、「きちんとよく話を聞いていただいた」。パワハラ行為のひとつとして挙がっている竹刀で顔面を突く危険な練習は、昨年末から導入され、今年1月末に医師からの“是正勧告”があった後も続行されていたことが判明。「師範には医師から竹刀を用いた練習はやめた方がいいと伝わっていた。今朝の報道で知り、確認したら事実だった。竹刀ではけがをするから、先端に軟らかいものをつけるという医師の指導があったにも関わらず、危険な練習が1か月も続いた。看過できない。今後に対してはなんらかの対応を考える」と、法的措置も示唆した。
「植草選手もかなりショックを受けていた。『まさかそんなことを知りながら危険な指導が続くとは…』ということ。今までずっと苦しんでこられた。正しい方向に向かってほしい、と(本人も)思っている」と境田氏。午後には香川氏のヒアリングが予定されている。
(引用終わり)