はま弁は2017年度から5年に亘り実施されこの2021年3月で終了します。横浜市の公立中学生に対する昼食の提供で高いとか冷たいとか批判が有った様ですが2021年4月より新方式に変わるそうです。
もう中学生が家に居たのは30年以上も昔で、孫も高校生ですから実情に疎いのですが、「はま弁 評判」でググると決して好評とは言えません。父母は一食300円で買うようですが、そのために税金が、一食あたり1556円(2018年度)投入されていると報じられています。これなら吉野家の牛丼,幸楽苑の中華、マックかモスのハンバーガー等を適宜メニューに加え外注にした方がコストコンシャス(費用対効果が高い)かも知れません。
林市長は「IRリゾートによるカジノ誘致」ほどには中学給食には関心が無いようです。話は跳びますが、この1年に亘るコロナ禍に対する横浜市の取り組みについても殆ど表に出てきませんでした。やる事を十分にやって纏めは黒岩県知事にお任せなら大したものですがね。
いよいよコロナ禍も深刻な状態になる中、学校給食が安くて上手いものが食べられるよう一段の努力をお願いしておきます。
写真:横浜市 中学向け新給食
毎日新聞:
横浜市立中で8日から初めて学校給食法上の「給食」の提供が始まる。ただし、学校で盛り付けるのではなく、従来の配達弁当「ハマ弁」と同様に調理済みの弁当を配達する仕組み。「おかずが冷たい」などの理由で生徒の1割しか食べていなかったハマ弁から「呼び方が変わっただけ」という保護者らの冷めた声が、始まる前から漏れている。
市立中の昼食は2020年度まで、生徒が家庭弁当とハマ弁、仕出し業者の弁当の3種類から選択していた。ハマ弁は民間業者が調理、盛り付けする施設から配達するため、衛生面から温度管理は避けられず、「おかずが冷たい」などと不評だった。20年6月時点でハマ弁を選択する生徒は10・1%と、最終的な目標の20%を大幅に下回った。
市はハマ弁の事業が20年度で終わるのを機に、21年度から給食に切り替えることにした。中学校給食の導入は全国の政令市で横浜市が最後。給食になると学校給食法で定められた栄養素ごとの基準や、国産材料の8割使用目標などに対応する必要がある。一方で市の管理栄養士が献立を作るため、県内の食材を使いやすくなり食育、地産地消を進められるという。
◇「一律提供できるベストな方法」
給食化に併せて、市は提供方法の見直しを議論した。現行の校舎に給食室を設けたり、既に給食を実施している小学校から提供したりするなどが検討されたが、学校ごとにとれる対応に差が出るため、最終的に調理済みの弁当を配達する形式は維持することになった。
利用登録をした家庭が当日午前7時半までに申し込めば、おかず4種類程度、汁物、ごはん、牛乳のセットなどを学校で受け取れる。1食330円で、ハマ弁より10円安い。給食初日となる8日の献立は人気メニューのエビフライと、白米に赤米を混ぜてお祝い感を持たせた。
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市はハマ弁から引き続き、食べる生徒の割合の目標を20%に定めるが、提供方法が変わらないため、おかずの冷たさというハマ弁最大の欠点は解消されない見込みだ。SNS(ネット交流サービス)では保護者らから「呼び方が変わっただけ」「どう違うのか」などと疑問視する書き込みが相次いだ。
市の担当者は「(弁当の配達は)全校一律に提供できるベストな方法。冷めてもおいしいよう味付けを工夫する」と説明している。【中村紬葵】