王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

オリンパス 財テクの損害隠し?!

2011-11-09 08:06:01 | 社会
財テクブームの頃から損失隠し…オリンパス社長(読売新聞) - goo ニュース

昨日8日オリンパスの高山社長が記者会見で「会社が1990年代からの財テクによる損失隠し」で不正な行為をしていた事を認めました。

オリンパスと聞いて浜爺はカメラを思い出すのですが現在は「内視鏡のシェアーでは7割」という世界級の会社なんだそうです。
今年四月に抜擢された英国人の社長が10月に突然解任された事が発端で「企業買収に余りにも多額の手数料を払っている問題を指摘した為」と判りました。
その後第三者委員会の調査で判ったそうです。
高山社長は(会見?)前日にその事実を知ったそうです。
従業員4万人の優良企業がこの件が引き金で株価の急落かつ株式の「管理銘柄」に指定されるか際どい事になってきました。
内視鏡は世界一でも自分の会社の欠陥は発見できませんでした。
菊川前会長兼社長、森副社長と山田常勤監査役の三人だけが悪だったのでしょうか?

まだ騒動は続きそうです。
大王製紙の100億円使い込みもお粗末ですが世界の企業のオリンパスも個人会社並みのお粗末でした。


写真:高山社長

読売新聞:
オリンパスの高山修一社長の会見の主なやりとりは以下の通り。

 ――損失隠しはいつから、規模はどのくらいか。

 「日本企業が財テクに走った頃からだ。金額は第三者委員会の調査を待つ」

 ――誰がかかわったのか。

 「菊川剛前会長兼社長と森久志副社長、山田秀雄常勤監査役の3人だ」

 ――これまでの会見では適正だと言っていた。

 「私は事実を全く知らなかった。昨日の夕方、森から報告があった。極めて重要と判断して発表した」

 ――3人への刑事告発は。

 「必要であれば考える」

 ――3人が始めたことなのか。ほかの人が始めて引き継いだのか。

 「引き継いだという認識だ。森副社長の話では外部には(資金は)出ていない」

 ――粉飾決算の認識は。上場廃止の可能性は。

 「大変不適切な処理をしてきたのは事実だ」
(引用終わり)


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8 コメント

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こりゃだめでしょ。 (tachinomiya)
2011-11-09 13:08:05
爺さま おはようございます。

世界の7割のシェアを占める貴重な技術を磨き上げてきた技術者、それを一生懸命作ってきた生産ライン、世界の医療機関に届けてきた営業職、すべてを愚弄する経営ですよね。こんなことをやっていると、技術は世界に流出していくでしょうね。
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Unknown (スナッチャー)
2011-11-09 14:22:31
おじゃまします。

バブル崩壊当時、あっちでもこっちでも
財テク失敗による損失計上してませんでした?

そのドサクサに紛れて
『損失計上しちゃえばよかったのに・・・』
って、思いますけど(素人の単純発想すぎ?

歴代の経営者が泥を被りたくなかったのかしら?
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Japanese leader (noga)
2011-11-09 19:14:38
我が国には、初等教育はあっても、英米流の高等教育はない。
だから、日本人は、「下士官兵は優秀、下級将校は普通、上級幹部は愚劣」の状態になっている。
目先・手先の問題は器用にこなすが、個人の世界観に基づいた国家百年の計は立てられない。

日本人には意思がない。
だから、意思決定ができない。
神の意思による災害は天災、人の意思によるものは人災。
意思という概念がなければ、天災と人災の区別も定かではない。
人の行動を納得できるものに改めることも容易ではない。

指導力は、指導者の社会意思の決定力である。
意思そのものがなければ、社会問題は指導者による解決を見ない。
「首相はオーケストラの指揮者だが、誰も指揮者を見ていない」ということは、一個人の意思に構成員が意識を集中できないことを意味している。
問題を解決する能力のない人たちが、事態を台無しにする力だけを持っている。だから、日本人の世の中は難しい。
問題を解決しようとしても、先送りと積み残しに終始する。なりゆき任せになる。
「そのうち、何とかなるだろう」ということか。

未来の内容が定かに考えられないと、起こる事態は想定外のことばかり。
目の前に事態が現われてからでは、その対策は後手後手に回る。
未来のことは、未来時制の構文の中で述べられる。
日本語には時制がないので、未来時制もない。
だから、その計画も場当たり的というか、行き当たりばったりになる。主体性がない。

日本人は、拙速主義である。場当たり的なトントン葺きの家づくりが得意である。
大ブタさんのわらの家をつくる。災害に強い小ブタさんのような煉瓦の家は作らない。
作る暇などないからである。
日本人は、過去と未来に挟まれたごく狭い時空の中で、あくせくと現実生活にのみ専心している。
精神を集中すると、その刹那も永遠のように見えてくる。
前後の見定めのない自分の話が永遠の真理を話しているような気持ちになるところが不思議なところである。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
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その通りです!! (浜の偏屈爺)
2011-11-10 17:43:06
スナチャーさま 今晩は!
女の直感とは恐るべき物があります!
2000年になる前後でしたかね。 各会社で金融取引で大損こいて大学の先生が関係する財テク組織や宗教団体も大損こいたと聞いています。
ご指摘のように起きた時に「御免なさい」をして損切りをすれば今隠しに隠して処理の仕様の無い状態に追い込まれることは無かったと思うのですよ。 オリンパスに限らず大手企業の一部重役には「嘘をついても現職を続けるうまみっが有るのでしょうね」
話は飛んで「日本国債の利払いを3年も止めれば」1ドル=100円位には戻ると思います。
買ったドルは紙くずになるまで換金しないでがんばって見て下さい。
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次はどうしたら?! (浜の偏屈爺)
2011-11-10 17:58:07
noga様 今晩は! この所市井の爺のブログにコメント有り難う御座いました。しかし貴方のコメントは小生が書いた内容に賛成なのか反対なのか?貴方のお考えが判らなくて不振に思っていました。今回もそうです。
貴方が主張する「日本語は論理的な話が出来ない」言語だとして縄文以来この地に住んで日本語を話しかつ書ける様になった日本人は困惑するばかりです。貴方は一体日本人ですか? 朝鮮人、中国人或いは欧米人なら批判や批評はそうかも知れません。でも昔からこの地に住んでいる日本人にどうしろと言っているか全く判りません。日本語が貴方が主張する無いようだとしてどうすれば代わるのでしょう? 救いようが無いとのご主張ですかね? 立場の無いご批判は不要です。
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そんなに金が欲しかった? (浜の偏屈爺)
2011-11-11 18:20:03
たいちゃん 今晩は! 大洪水でバンコクでは停電ではないかと心配しているのですが常時ネット通信可ですか? ほんの中心部はまだ水に浸かっていないとは報じられています。
さてオリンパスの財テク損失隠ししていたのは残念です。上場廃止とか? 技術力は世界級ですから内視鏡分野は買収されるでしょうけどね。2000年になって財テク失敗は地方自治体、大企業、大学始め学校法人や医療機関など枚挙にいとまありません。御免なさいをする勇気が経営陣に無かったのですね。従業員と株価の事を考えると残念です
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腰が引けている報道姿勢 (宗純)
2011-11-12 10:26:00
冷戦崩壊以前の東欧とか旧ソ連の市民は自国の報道機関が、報道ではなくて政府の広報宣伝活動であると看做していて、正しい情報を知りたい人々は海外のBBCなんかから仕入れていたらしいのですね。
このオリンパスでも同じことがいえそうです。
海外では日本よりも何週間もは早く詳しく報道していた。
ところが日本ではtoo little, too late 
遅すぎるし少なすぎる。しかも肝心なことを書いていない。
日本では、みんなが怖がって自粛しているのですよ。日本人では唯一ニュースな英語の
オリンパスが損失隠しを認め、浮かび上がったバブルの亡霊
2011年11月9日(水)
でヤクザの可能性を婉曲にぼかしてぼかして示唆している程度。他の報道では全て20年も前に話しに矮小化しているのですから何とも困った話です。
日本の関係者全員が知っているが誰も喋らないのですよ。

枝野通産大臣が予算委員会で、『『直ちに健康に影響が無い』の意味は『『万が一、一度か二度』の話で、日本の暫定基準値は『一年間、同じ当該規制値内の量を飲み続ければ、健康に影響をおよぼす可能性がある』ということで定められた基準値と、答弁している。
ところがこの驚愕の枝野大臣の言葉を報道したマスコミがゼロなのです。
予算委員会の議事録にも残っているものでも『不都合』なら報道しない日本のマスコミが、ヤクザを報道する筈が無いのですよ。情け無いですね、。
これからは日本人も自主規制前の本当のニュースが聞きたい時は海外放送を聴く必要がある。
まるで、敗戦以前の戦時中みたいな話ですね。
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芯の無い日本人 (浜の偏屈爺)
2011-11-14 16:19:47
宗純様
今日は! TBと貴重なコメント有り難う御座いました。戦後日本人は進駐軍から民主主義(浜爺にとっては多数決)と男女同権を習いましたが法の遵守とかそもそも法を決める過程とかで(一神教徒の持つ)厳しい自己規制の縛りがありません。長いものには巻かれろ何ですよね。
戦時中でも朝鮮人や台湾、中国人は短波放送で正しい海外の情報をつかんでおり敗戦も正確に知っていたようです。情報さえも一部の幹部が握って国民に知らせないのですよね。
まあ英米と戦争するのに「適正国語」を勉強させないのですからね。読売の話も所詮幹部の私物なんですね。本物が出るまでまだ時間が掛かりそうです
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