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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

鉢呂経産相 「放射能」発言などで辞任!

2011-09-11 08:03:21 | 福島原発事故
鉢呂経産相が辞任 不適切発言などで引責(朝日新聞) - goo ニュース

昨日10日夜鉢呂経産相が辞任した。
本人は「死のまち」と表現した事、視察後の懇談で「(放射能をつけるぞとの)不審を抱かせる言動があった」と(国民に?)受け取られた事を理由にあげた。

浜爺は昨日のブログでも書いたが「死の町」と表現した事を不適切とばかりは思わないが「(放射能を)つけちゃうぞ」との言動と「死の町」発言を合わせて考えると日本の政治家としては「不見識」「被害者の立場を考えない」等の怒号の中で辞任はいたし方無い所なのであろう。

しかし原発周辺の市町村が「無人の町(死者の町は使わない)」との異常な状態を指摘する事に(例えば自民党の石原氏の様に)「万死に値する」と非難して何が生まれるのであろうか?

アンデルセンの「裸の王さま」の様に「無人の町」でないと思っているのは王さまだけで
子供は正しい指摘をしたではないか?
別の見方をすれば日華事変の頃、陸軍参謀が漸次戦線を拡大しその理由に「ここで引いたら200人の英霊に、2000人の英霊の犠牲に言い訳が立たない」と称し「犠牲を根本的に断つ方策から国民の目を逸らしてきた」
何だかそれに似ている。
未だに「福島原発から放射能はじゃかじゃか漏れで無いのか?」「福島広域に放射能は散っていないのか?」「子供さんや若い婦人の放射能障害は出ていないのか?」
鉢呂前経産相の人物の軽さは残念だか「無人のまち」という実態から目を逸らしてはいけない。
野田首相は言葉を十分選んで「無人のまち」である事を踏まえどう具体的に「復旧そして復興」するのか? チェルノブイリ事故の様に「住民不在の地区」を作るとの厳しい判断が要るのではないのか? 
日本国民全体の生存の為には与野党上げて「真実に向き合わないと問題は解決しない」


写真:辞任会見の鉢呂氏

朝日新聞:
鉢呂吉雄経済産業相(63)は10日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎で野田佳彦首相と会い、辞任を申し出て了承された。東京電力福島第一原発の周辺自治体を「死のまち」と表現し、福島視察後に記者団に「放射能をつけちゃうぞ」などと語ったことの責任をとった。内閣発足から9日目で原子力行政を所管する閣僚が辞任する事態になった。首相の任命責任が問われるのは必至で、厳しい政権運営を迫られそうだ。

     ◇

 野田内閣は10日の持ち回り閣議で、藤村修官房長官を11日付で経産相臨時代理に充てることを決めた。13日の臨時国会召集までに正式な後任を決める方向だ。

 鉢呂氏は10日夜、経産省で辞任会見を開いた。冒頭で「私の一連の発言で国民、福島県民のみなさまに多大の不信の念を抱かせ、心からおわび申し上げる」と陳謝。辞任理由については「記者会見で『死のまち』と表現したこと、視察後の非公式な記者さんとの立った場での懇談で不信を抱かせるような言動があったととらえられたこと、この二つだ」と説明した。 (引用終わり)

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