新１００ドル札発行

偽造対策も３Ｄ…新しい米１００ドル紙幣(読売新聞) - goo ニュース

米財務省が来年２月に発行する新１００ドル紙幣のデザインを発表しました。
ＴＶニュースは「私は愚かかも」「新党改革」「高速道路料金」等話題に事欠かないのでしょう。どこも取り扱いません。

２００３年以降５ドル札以上を順次新ドルに切り替えているので最高額紙幣の１００ドルの番が来ただけなのかもしれません。

しかし９６年にデザイン変更をして１４年です。単に新しいデザインが良いとの事でなく現行のデザインでは北朝鮮の「ウルトラーダラー」とか「スーパーＫ」等に対応できなかったのでしょう。

現場での流通だけを考えれば新札の中央の青いリボンが浮いて見えるとかインク壺の中の金が浮いて見える等は確かに判り易いですよね。
でも各国の金融機関にしてみれば「真贋判別機」で簡単に偽札をはじき出す事が出来ると宵のですがね。
何も発表されていませんが「１万円札」の様に「新１００ドル札」のどこかにＩＣチップが埋め込まれていると完璧なのですがさてどうでしょう？

作家兼外交ジャーナリストの手島龍一氏が北朝鮮の精巧な偽札「ウルトラダラー」について
２００６年３月小説を書き爺もその話をブログに書きました。
どうやらそんな粗筋を否定できない様な事態になっていたのでしょうね。

新ドル発行の記事の下に「中朝国境で大量のスーパーノート」との記事が載っていました。
新ドル発行の情報を受け「北朝鮮の秘密機関」がスーパーノート（精巧な偽札）を処理したためだとか。

別に新１００ドルが発行されても旧１００ドルも通用するそうですが「今後の取引には流通済みの新１００ドル札だ」と指定されるとスーパーノートは通用しない（しにくい）理屈ですがさてどうなりますか？
偽札国家には「ボデイブローとして効いてくるでしょうか」
それよりもやがて米国が新１００ドル札と旧札の交換率を替えると指摘するＦＸトレーダーがいます。偽札を締め出すなら新１対旧５０位が必要でしょうね。ドル札の現物を貯めてる方はご用心あれ。
余談ですが「精巧な真贋判別機は日本製」です。


読売新聞：
【ワシントン＝岡田章裕】米財務省は２１日、来年２月１０日から発行する新１００ドル紙幣のデザインを公表した。

　「３次元（３Ｄ）安全リボン」と呼ぶ高度な技術で偽物かどうかを簡単に判別できるようにしている。

　紙幣の中央に縦に描かれた青いリボン（帯）を角度を変えて見ると、リボン上で１００の数字と鐘の模様が動いて見える。中央右下のインクつぼの中に描かれた鐘も、角度によって浮かんだり消えたりし、茶色や緑色に色も変わる。

　現行の１００ドル紙幣は新紙幣発行後も使える。新紙幣の肖像は、今と同じベンジャミン・フランクリンを使った。１００ドル紙幣の変更は１９９６年以来。米財務省は偽造対策で２００３年から、５ドル以上の紙幣を順次、新しいものに切り替えている。
(引用終わり）

写真：共同通信