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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

八ッ場ダム 事業継続!? 国交相表明

2011-12-23 08:10:16 | 政治
八ツ場ダム事業継続 国交相 公約違反「苦渋の決断」(産経新聞) - goo ニュース
昨日22日前田国交相は「事業の継続を表明」した。その上群馬県庁にでも出向いたのでしょうか? 群馬県知事に同様の話をしました。完全に対外的効果を狙っていましたね。

健全な政権ならこれで政府方針は決まりなのですが過日も書いた様に民主党の政調会長前原氏が「(着工)予算を来年度の予算に組み込ませない」と反対しています。
ただし「党として」と発言していますが党なのか故人の思いなのか良く分かりません?

口先誠司さんと見るより「政府と前原氏の出来レース」でないかと疑っています。
TPPの政府案に山田前農相が反対して見せた演技と同様です。

一度予算付けされた「公共事業は止まらない」悪弊が民主党主導で変えられるかと期待してましたがこれも騙されたようです。

赤字国債は刻々その額を増やし通常予算は年々増加していては国家の破綻は悪い冗談とばかり言えません。

普天間基地移設の混乱、震災復興の不手際、原発処理の矮小化等民主党のお粗末さがはっきりした年末の一幕でした。

追記:23日の政府・三役会議で八ッ場ダム再開が決りました。出来レースですね。
せめて政調会長辞任くらいしないと「口先番町」と言われても仕方がありません。
これがマニフェスト堅持派との亀裂になると面白いのですが。

写真:長野原町での前田国交相

産経新聞:
前田武志国土交通相は22日、政権交代後に建設を凍結した八ツ場(やんば)ダム(群馬県)について、平成24年度予算に「本体工事に入るための経費を計上する」と述べ、事業の継続決定を表明した。八ツ場ダム建設中止は民主党が掲げたマニフェストの大きな柱で、党内でのごたごたの末の公約違反に対し、批判が高まりそうだ。

 前田国交相は閣議後の会見で、人口と資産が集積する利根川流域の災害危険性の高さや長年にわたる治水事業の歴史を示したうえで、「(他の代替案と比較して)即効性があり効果的な治水対策だ」と継続理由を述べた。また、「東日本大震災では自然の猛威に対して謙虚さが足りなかった。その反省と教訓をどう反映させていくか随分考えた」と、大震災が判断に影響したことも強調した。

 マニフェスト違反として民主党内で反対論が根強いことについては、「当初のマニフェスト通りの結果は得られなかったのは非常に残念だが、苦渋の決断をさせていただいた」と弁解した。

 八ツ場ダムは、当時国交相だった民主党の前原誠司政調会長が政権交代後の21年9月に本体工事の中止を表明。国交省が再検証の作業を続け、今月、事業継続が妥当との結論を出していた。

 前原氏は、政府が八ツ場ダム建設の継続を決めたことについて「無理やり(来年度の)予算案に入れるのであれば、党として反対する。閣議決定させることはできない」と語った。
(引用終わり)

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