昨日19日朝9時20分頃、東京・八重洲のビル工事現場で鉄骨の梁が落下し、作業中の2人が死亡するという痛ましい事故が起きました。
現場は JR東京駅の八重洲口から歩いてすぐの「東B地区」でかつては古い雑居ビルや飲食店が密集した地域で、東京建物と都市再生機構(UR)でつくる組合が再開発に乗り出していた。
建設中の複合ビルは地下4階、地上51階。会社事務所や店舗、バスターミナルなどのほか、演劇やコンサートを開催できる大型劇場も備えるという大規模なものです。2021年10月に着工した。25年7月末の完成を予定だそうです。
施工主の共同企業体(JV)に加わる大林組は19日夕、事故の経緯と謝罪文を発表したそうですが、「15トンもある鉄骨の梁が落ちるなど、致命的な工事手順の過ち」は誰に問題が有ったのでしょうかね? 残る3人の作業員は命は助かった様で、同じ梁に乗っていたとしたら、ここにも運不運が別れた様です。
亡くなったお二人のご冥福をお祈りします。 合掌
写真:作業員を巻き込む事故があった東京・八重洲のビル工事現場=19日、東京都中央区で
東京新聞:
東京の玄関口の新たな拠点となる高層複合ビルの建設工事現場で19日、鉄骨の梁(はり)が落下し、男性作業員2人が命を落とす痛ましい事故が起きた。目撃した別の作業員は「突然鉄骨が落ちてきた。自分も巻き込まれていたかもしれない」と声を震わせた。(鈴鹿雄大、浜崎陽介、佐藤航)
◆東京駅から歩いてすぐ 再開発の中身は
JR東京駅の八重洲口から歩いてすぐの「東B地区」。かつては古い雑居ビルや飲食店が密集した地域で、東京建物と都市再生機構(UR)でつくる組合が再開発に乗り出していた。
事業計画などによると、建設中の複合ビルは地下4階、地上51階。会社事務所や店舗、バスターミナルなどのほか、演劇やコンサートを開催できる大型劇場も備える。敷地面積は約1万平方メートル、延べ床面積は約22万5000平方メートルの巨大施設で、2021年10月に着工した。25年7月末の完成を予定している。
発生直後から救急車など計30台が出動し、現場は騒然となった。発生から約20分後には男性2人が担架で搬送され、うち1人は心臓マッサージを受けながら救急車に運ばれた。
現場の3階部分にいたという男性作業員(45)は「作業をしていたら上から鉄骨が落ちてきて、コンクリートの床に突き刺さった。少しずれていたら危なかった」と顔をこわばらせた。9階部分にいた別の男性作業員は「鉄骨も足場も崩れ、ぐちゃぐちゃ。すぐに避難した」と語った。
◆数十メートル先でも「雷のような音と地響き」
数十メートル先のホテルで働く40代男性は「ドーンという雷が落ちるような音と地響きがした」と振り返った。発生直前に現場近くを通ったという60代女性は「ガラガラドーンと、地震と雷が同時に起きたような大きな音がした。自分が巻き込まれていたらと思うと怖い」と不安を口にした。
施工主の共同企業体(JV)に加わる大林組は19日夕、事故の経緯と謝罪文を発表。「工事に従事する方の安全を守れなかったことは悔恨の極み。全社を挙げて再発防止と安全施工の徹底に取り組む」とコメントした。
(引用終わり)
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