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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

はやぶさ 地球帰還 カプセル落下

2010-06-14 07:00:02 | 科学
はやぶさ、地球帰還=豪州砂漠にカプセル落下―小惑星の砂に期待・宇宙機構(時事通信) - goo ニュース

昨日の予報通りに「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰還。大気圏突入の際「イトカワ」の砂が入っている可能性のあるカプセルを分離。本体は13日夜10時28分の通信を最後に燃え尽きたと見られます。
何だか可哀想な気がします。
さて今朝(14日)のTVニュースを見ると「カプセル」はオーストラリアの砂漠で待機中の回収班のヘリに「発信音」を確認され大よその位置が判明しているそうです。
午後には回収され宇宙機構相模原キャンパスに搬入されるとか。
小惑星「イトカワ」での岩石回収装置は上手く機能しなかったそうですが「舞い上がった砂粒の1-2粒でも回収」出来ていれば46億年前の宇宙の様子が解析出きる。
半年ほど時間が掛かるそうですが何かわかると良いですね。
「はやぶさ」の成果をとらえ、科学技術予算の仕分けが問題になるでしょうね。
大事な事は「研究本体に掛かる予算」よりその外側に群がる関係省庁の「財団法人」や「公益法人」の様な「官僚による国税の食い散らし」が問題なのだと思います。
単純な例をいえば「オリンピック大会」に選手よりコーチや上部団体の役員の数が多い日本チームの様子です。
蓮舫行革大臣には「またぞろノーベル賞受賞者を揃え予算増額を主張する省庁の利権族」に負けないでスマートな予算の執行に目を光らせて下さい。
見守っています。

時事通信:
宇宙航空研究開発機構は13日午後7時51分(日本時間)、探査機「はやぶさ」から小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性のある耐熱カプセルを分離した。カプセルは大気圏に突入し、オーストラリア南部ウーメラ近くの砂漠に落下した。はやぶさ本体も同10時28分の通信を最後に突入して燃え尽きたとみられ、7年の長旅が終わった。

 小惑星の砂を回収できれば世界初。約46億年前に誕生した太陽系の進化過程を解明する貴重な手掛かりになる。はやぶさは月より遠い天体に着陸し、地球に戻った最初の探査機となった。姿勢制御装置やエンジンの故障が相次ぎ、予定より3年遅れたが、運用チームの努力と工夫で乗り切った。

 豪州の現地探索隊は、大気圏突入時の流れ星のような発光現象を確認。パラシュートで落下中のカプセルからの信号電波も受信し、ヘリコプターで着地を確認した。回収後、宇宙機構相模原キャンパス(相模原市)に搬入する。砂粒が入っているかの判明は時間がかかる見通し。はやぶさ本体は通信終了前、最後の地球撮影も行った。

 記者会見した責任者の川口淳一郎教授は「応援されたすべての方に、ミッションを完遂できたと報告したい。最後は、はやぶさ自身に助けられた」と話した。

 はやぶさは2003年5月に鹿児島・内之浦から打ち上げられ、05年9月に地球と火星の間にあるイトカワ近くに到着。カメラなどで詳細に観測した後、同年11月に着陸と離陸を2回繰り返した。岩石採取装置は作動しなかったが、着陸時に砂が舞い上がり、ふたを開けておいたカプセルに入った可能性がある。ミニ探査ロボットの投下は失敗した。

 カプセルに砂が入っていなくても、イトカワが過去の天体衝突で生じた破片が集まってできたことを解明した観測成果は、世界的に高く評価されている。同機構は、イトカワとは別タイプの小惑星を目指す2号機も計画している。 
(引用終わり)

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