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前原外相 ガス田掘削なら「しかるべき措置」

2010-09-18 16:01:23 | 政治
ガス田掘削なら中国に「しかるべき措置」 前原外相(朝日新聞) - goo ニュース

菅内閣は17日夕刻認証式を済ませ発足したばかりですが前原氏は外相に就任したばかりの同日夜、中国の「ガス田白樺に掘削用のドリル(様のもの)運び込み」に日中合意を守れと強い意思を発表しました。

さてこの発言は菅首相、玄葉国家戦略相他と十分練った上の発言でしょうか?
昨年も就任早々「八ッ場ダムの建設中止」を発表しましたが、結局この一年で他のダム工事中止も含め何をやったのか良く判らないままで交代、その他にも「羽田のハブ化」を叫んだ途端「森田健作千葉県知事に噛み付かれるとあっさり成田も」なんて言いましたよね。「日航の再建策」が纏まるまでにもああだこうだと言い無駄遣いをした様で「大人なのに子供(の様な)大臣」と揶揄されていました。

この方は2005年12月民主党の代表時代「ワシントンでシーレーン1000海里の進展」をかたり民主党にしてはタカ派ぶりで知られています。
さて今回の中国の行動は「尖閣列島での中国漁船違法操業」に絡んで中国が仕掛けてきていると思います。
相手は「党中央委員会政治局常務委員会以上のレベル」で十分に練って「ああくればこう、こう来たらああ」との報復?ですから前原氏が口先だけの反応では「単に笑われるだけでなく国益を損なう恐れがあります」

米国は東シナ海の日中衝突には口を出さない(様、中国に念を押されています)ので、日本国の「しかるべき措置」は日本の頑張りで示さないといけません。
もう言ってしまったのですから「国策として是非、道理に合わないことは指摘し退けてほしい物です」

ふと思うのはここ10年の中国の対日政策を見ますとまるで「80年前に日本(特に軍部)が日露戦争で得た権益を守る」との名目であらゆる機会に中国に干渉してそこから
利権拡大をしていた状態と鏡に映した様に良く似ています。
歴史に学べば「中国の覇権主義は必ず滅びます」がそれをあと何年と見ますかね。
菅内閣と前原外相の間では無理でしょう。
まあ互恵平等の関係が成り立つためには「嫌な事をされたら嫌!」と反発しないと相手には判りません。
前原外相 命がけで仕事に取り組んで下さい。
見守っています。


朝日新聞:
前原誠司外相は17日夜、外務省で記者会見し、東シナ海ガス田「白樺(しらかば)」(中国名・春暁)の施設に中国船が掘削作業用のドリルのような機材を運び込んだことについて、「何らかの(掘削の)証拠が確認された場合は、我が国としてしかるべき措置をとっていく」と述べた。ただ、中国側が「修理のため」と説明しているため、当面は事態の推移を見守る姿勢を示した。

 前原氏は「中国側は過去になかった機材の搬入をしている」として、今回はこれまでの中国側の動きを越えていることを示唆。ガス田共同開発に関する日中合意について「合意の考え方をしっかり履行していきたい」と中国側に順守を求める一方、「今後どのような作業が行われるか注視していきたい」と語った。

 この問題で中国外務省の姜瑜副報道局長は17日、「中国は春暁ガス田に完全な主権と管轄権がある。中国の活動は完全に合法的なものだ」との談話を発表した。掘削用機材とは直接認めていないが、機材運び込みを通じて同ガス田の開発の権利を改めて主張したものだ。

 前原氏はまた、沖縄県尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突し、漁船の中国人船長が逮捕された事件に関し、「東シナ海に領土問題はない」との政府の立場を改めて強調。「公務執行妨害であり、国内法にのっとって粛々と手続きを進めるのは当然だ」との考えを示した。中国側には「冷静な対応を求めたい」と呼びかけた。
(引用終わり)

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