抑止力論にすがる鳩山首相=「県外移設」公約ではない(時事通信) - goo ニュース
昨日4日鳩山首相は日帰りで沖縄を訪問しました。
訪問の主旨は「普天間基地移設」について沖縄の県知事、名護市長他行政の長と面談、政府の案を伝える事に有ったと思えます。
例によって丁寧すぎる言葉使いと回りくどい話を掻い摘んで聞き取ると:
「普天間基地」の県外移設は海兵隊の抑止力を考えると困難。しかし沖縄の負担を軽減する為、一部の機能を徳之島に移すし「辺野古」での滑走路の一部をくい打ち方式に変更する(環境に配慮する)
の様です。
これでは住民との対話集会も成立しようも有りませんし実際実りある対話はなく最後に一婦人が首相に詰め寄る場面が有り緊迫しました。
その後の記者会見でしょうか鳩山首相は:
「県外移転は(民主)党としての見解でなく私個人の意見だ」と言い逃れをしていました。責任ある地位にある政治家が「立場を党首と個人に切り分けて釈明してはいけません」
まあ「普天間基地」の県外移設を売り物に民主党支持者或いは国民を騙した印象を受けました。
もともと「基地移転」とは微妙な問題です。
自公政権の時は「辺野古へ移設」で(沖縄と国の意見が)何とか纏まっていたのですが政権交代を機に「県外移設」にと180度反対に振れてしまいました。
深刻な問題と言うのは「いつも微妙なつりあいで成り立っていてほんの僅かな夾雑物が混じるだけで今までと反対側に振れます」
「移設先」が沖縄なら良くて「国内それも地元に来られては困る」のなら是非国外移転が新しい国民的合意で交渉を始めて欲しかったと思うのです。
まあ「海兵隊の抑止力」が何ぼのものか? 今までも硬軟両側から意見がありましたが益々盛んになるし盛んに議論して欲しいと思います。
それにしても鳩山首相の「普天間移設」案にはがっかりしました。
彼個人と民主党にも期待する人は更に減るのは間違い無さそうです。
5月末まであと26日 期待しないで待ってみましょう。
時事通信:
米軍普天間飛行場移設問題で迷走を重ねた末、沖縄県民を前に全面的な県外移設の断念を表明した鳩山由紀夫首相。その理由として首相は、沖縄の海兵隊を日本を守る「抑止力」と位置付け、繰り返し沖縄側に理解を求めた。ただ、こうした論理は当初から米国や外務・防衛当局者が展開していたもの。最終局面で急に海兵隊の抑止力を持ち出し、「県外移設」の約束をほごにした首相の「言葉の軽さ」が改めて浮き彫りとなった。
「学べば学ぶほど、沖縄の米軍の存在全体の中での海兵隊の役割を考えたとき、すべて連携している。その中で抑止力が維持できるという思いに至った」。一連の沖縄での日程を終えた首相は4日夜、名護市内で記者団にこう語り、在沖縄海兵隊の重要性を強調した。
昨年の衆院選で普天間移設に関し、「最低でも県外」と訴えた首相だが、同日は「(民主)党の考え方ではなく、私自身の代表としての発言だ」と正式な公約ではなかったと釈明。さらに「当時は(海兵隊の抑止力は)必ずしも沖縄に存在しなければならない理由にはならないと思っていた」と語り、「浅かったと言われればそうかもしれない」と安全保障に関する認識不足をあっさりと認めた。
名護市の稲嶺進市長との会談では「将来的にはグアム、テニアンへの完全な移転もあり得る話かと思っている」とも語り、理解を求めた首相だが、沖縄の不信感は増幅するばかり。稲嶺市長は「選挙で公約したことを実現できるよう、決断をお願いしたい」と首相に一歩も譲らない姿勢を示していた。
(引用終り)
昨日4日鳩山首相は日帰りで沖縄を訪問しました。
訪問の主旨は「普天間基地移設」について沖縄の県知事、名護市長他行政の長と面談、政府の案を伝える事に有ったと思えます。
例によって丁寧すぎる言葉使いと回りくどい話を掻い摘んで聞き取ると:
「普天間基地」の県外移設は海兵隊の抑止力を考えると困難。しかし沖縄の負担を軽減する為、一部の機能を徳之島に移すし「辺野古」での滑走路の一部をくい打ち方式に変更する(環境に配慮する)
の様です。
これでは住民との対話集会も成立しようも有りませんし実際実りある対話はなく最後に一婦人が首相に詰め寄る場面が有り緊迫しました。
その後の記者会見でしょうか鳩山首相は:
「県外移転は(民主)党としての見解でなく私個人の意見だ」と言い逃れをしていました。責任ある地位にある政治家が「立場を党首と個人に切り分けて釈明してはいけません」
まあ「普天間基地」の県外移設を売り物に民主党支持者或いは国民を騙した印象を受けました。
もともと「基地移転」とは微妙な問題です。
自公政権の時は「辺野古へ移設」で(沖縄と国の意見が)何とか纏まっていたのですが政権交代を機に「県外移設」にと180度反対に振れてしまいました。
深刻な問題と言うのは「いつも微妙なつりあいで成り立っていてほんの僅かな夾雑物が混じるだけで今までと反対側に振れます」
「移設先」が沖縄なら良くて「国内それも地元に来られては困る」のなら是非国外移転が新しい国民的合意で交渉を始めて欲しかったと思うのです。
まあ「海兵隊の抑止力」が何ぼのものか? 今までも硬軟両側から意見がありましたが益々盛んになるし盛んに議論して欲しいと思います。
それにしても鳩山首相の「普天間移設」案にはがっかりしました。
彼個人と民主党にも期待する人は更に減るのは間違い無さそうです。
5月末まであと26日 期待しないで待ってみましょう。
時事通信:
米軍普天間飛行場移設問題で迷走を重ねた末、沖縄県民を前に全面的な県外移設の断念を表明した鳩山由紀夫首相。その理由として首相は、沖縄の海兵隊を日本を守る「抑止力」と位置付け、繰り返し沖縄側に理解を求めた。ただ、こうした論理は当初から米国や外務・防衛当局者が展開していたもの。最終局面で急に海兵隊の抑止力を持ち出し、「県外移設」の約束をほごにした首相の「言葉の軽さ」が改めて浮き彫りとなった。
「学べば学ぶほど、沖縄の米軍の存在全体の中での海兵隊の役割を考えたとき、すべて連携している。その中で抑止力が維持できるという思いに至った」。一連の沖縄での日程を終えた首相は4日夜、名護市内で記者団にこう語り、在沖縄海兵隊の重要性を強調した。
昨年の衆院選で普天間移設に関し、「最低でも県外」と訴えた首相だが、同日は「(民主)党の考え方ではなく、私自身の代表としての発言だ」と正式な公約ではなかったと釈明。さらに「当時は(海兵隊の抑止力は)必ずしも沖縄に存在しなければならない理由にはならないと思っていた」と語り、「浅かったと言われればそうかもしれない」と安全保障に関する認識不足をあっさりと認めた。
名護市の稲嶺進市長との会談では「将来的にはグアム、テニアンへの完全な移転もあり得る話かと思っている」とも語り、理解を求めた首相だが、沖縄の不信感は増幅するばかり。稲嶺市長は「選挙で公約したことを実現できるよう、決断をお願いしたい」と首相に一歩も譲らない姿勢を示していた。
(引用終り)
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