王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

鶴岡市 七五三掛け地区で地すべり

2009-05-29 11:17:01 | 社会
七五三掛けと書いてしめかけと読むらしい。
どこにあるか? ほら「送り人」のロケ地と言われても映画も見てないし月山の麓と言われてもあっちの方だなーと思うくらいで地図を引っ張り指す。
「ああこの辺りか」と思う。
山形の皆さん すみません。

前振りが長くなったがここ数日TVニュースで七五三掛け地区の地すべりの映像が流れるようになった。
今朝「みのさんの朝ズバッ」でもレポーターの米田さんが現地に入り民家の床下が1メートルも抉れている被害状況を写していた。
お孫さん(と思う)をおんぶしたお婆さんが「これからどうして良いか判らない」と不安を訴えていた。本当にそう思う。

時間の関係か準備不足か米田さんは地区の人口とか家屋の件数とか学校の状況とか見ている側に具体的に数字を挙げてレポートは無かった。
爺は感じたのはかなり大規模な地すべりなのだがその割りに地区の住民と家屋が少ないので「激甚被害の指定」を受ける要件に欠けるので見殺しにされているのだろうと言う事。

地域の「地すべりニュース」を簡単に見ると2月の下旬には小さな地割れが起きていたらしい。
5月の20日頃には県知事が現地視察に入ったとの事なのでこの頃からマスコミも注目する様になったのであろう。
県も何もしていない訳では無いが「予算規模(の大きさ)と効率(救済される人口)の釣り合いが取れないので悩ましい」ようだ。

さて先に麻生内閣が「給付金の支給」を決めた。その財政規模2兆円。
多くの識者は「もう少し別の使い方があるのでは?!」と指摘していた。
爺もくれる物なら貰うがもう少しましな使い方があるのではと思った。

飢え死にがでたり児童虐待死が出る度に書くが「日本政府は金が無いわけでなく優先順位を間違えている」とつくづく思う。
先の2兆円にせよ今回の補正予算13兆円にせよ「優先順位を決めて内閣府手持ち金にでもして置いておけば随分と片付く問題がある」のでないかと思った。
「愛」のある鳩山党首なら如何考えるであろうか?
七五三掛け地区の皆さんの心配は続く。


写真:鶴岡市のHPより 大分前の写真

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2 コメント

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失礼いたします。 (tenjin95)
2009-05-31 14:30:25
> 管理人様

江戸時代は、低所得者が病気になると、給付金を下賜する制度があったとか。その意味では、今はその時代より後退しているかもしれません。

もし、食うに困らない人が、定額給付金をもらえずに怒るのなら、その人は、人間としての情が欠落しているといえましょう。

或いは、拙僧の寺がある宮城県栗原市も昨年の地震で甚大なる被害を受けましたが、もはや誰しもそれを忘れているかのようです。しかし、生活の再建は、ようやく10日前に始まったのです。

この鶴岡の一件もそうですが、こういうところに金を使って欲しいと思います。
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見殺しに見えます (浜の偏屈爺)
2009-05-31 21:54:33
tenjin95の和尚さま 今晩は お立ち寄りとコメント有り難う御座いました。 マスコミが殆ど取り上げないので正確な事は判らないので申し訳ないのですが月山の七五三掛け地区の困惑は大変なものだろうと思っています。
栗原地区の地震も同様の困難を地区の皆さんに齎したのでしょうね.
定額給付金を入らないと突っぱねる勇気はありませんが「2兆円もの金をもう少し有意義な事に使う知性がないと少数派は救われません」
その意味では14兆円のバラマキにがっかりしています。
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