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名古屋市 リコール成立!

2010-12-16 08:43:17 | 政治
市民自治のページ開いた=住民投票実施で強調―河村市長(時事通信) - goo ニュース

11月24日名古屋市選管が河村市長が主導する「名古屋市議会解散請求(リコール)」が成立しないと判定しこれにリコール署名し無効と否認された署名人から不服の申し立てがされ再審査がされていました。
昨日15日「リコール成立」と判定が変わりました。
河村市長はもとより市長の支援団体のメンバーも大喜びのようです。
浜爺もリコール不成立を残念に思っていましたからこれからホッとしましたよ。

もっともこれを手放しで喜んでいるわけには行きません。

来年2月上旬
に予定される「市議会解散の賛否を問う選挙」で賛成で過半数を取らないと実現しません。
別紙ではこの選挙に河村市長辞職に伴う名古屋市長選挙と愛知県知事選挙が重なるトリプル選挙が行われるかもと報じています。
リーコール選挙については民主党の岡田幹事長や名古屋市議会員団長が「大儀がない」とか「税金の無駄」と陳腐な発言をしていました。
地方自治法には「市長に反対する市議会を解散する権限は市長になくリーコールにより解散選挙を行う事」が唯一の手段ならその行為を非難するより「何故リコールが起きたか?」に思い至らないといけません。
名古屋市議会は「市民税10%の永年減税」と「議員報酬の半減と定数の削減」に反対していたのですからほめられたものではありません。
選挙会の費用は「直近の有権者の意見を聞くための民主主義の大切なコスト(費用)」です。
これに衆院の解散選挙でも加わったら燃えるでしょうね。
瓢箪から駒かもしれません。
注目ですね。


時事通信:
 「市民自治の輝かしい一ページを開いた」。市議会解散の賛否を問う住民投票の実施が決まり、河村たかし名古屋市長は15日、市役所での記者会見で力を込めた。大量の無効票で一時は実施困難とみられた住民投票。市長は「皆さんもできないと思っていたでしょ。(私は)市民を信じていた」と満足げに語った。

 市長の支援団体「ネットワーク河村市長」の鈴木望代表らも会見し、署名集め成功の要因を「市長が市民を信じたから」と分析した。支援者らは「信」と書かれた紙をかざしながら「市民の思いを背景に解散請求し、河村マニフェストの実現を目指す」と、力強く宣言した。

 一方、議会解散の可能性が出てきた市議らは反発。民主党市議団の幹部は「市長の目的は(議会の)過半数を取りにいくこと。独裁政治だ。それを分かって署名した人がどれだけいるか」と憤る。横井利明議長も住民投票を「市長が進める翼賛政治か、多種多様な意見を持つ議会かを決める投票だ」と強調した。 
(引用終わり)

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