【27日世界選手権3連覇中の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が、柔道女子の日本最年長31歳11カ月で五輪を初制覇した。決勝でバブードルジ(24=モンゴル)を代名詞ともえ投げによる技ありで下し「YAWARAちゃん」谷亮子の04年アテネ五輪以来20年ぶりの金メダルに輝いた】と嬉しいい金メダル1号が報じられました。軽量級は日本柔道のお家芸と思い込んでいましたが谷亮子選手の04年アテネ五輪以来20年ぶりとは驚きました。
世界のJUDOですから20年ぶりとはいえ良かった良かった!!
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【柔道】角田夏実、金1号!日本の夏季五輪500個目メダルは谷亮子以来20年ぶり48キロ級V
日刊スポーツ:
【パリ=木下淳】世界選手権3連覇中の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が、柔道女子の日本最年長31歳11カ月で五輪を初制覇した。決勝でバブードルジ(24=モンゴル)を代名詞ともえ投げによる技ありで下し「YAWARAちゃん」谷亮子の04年アテネ五輪以来20年ぶりの金メダルに輝いた。
日本の今大会「金」第1号は、夏季五輪通算500個目。1920年アントワープ大会テニス男子の熊谷一弥が初メダル(銀)をつかんでから104年の時を刻み、届いた節目に最高の色で花を添えた。
ともえ投げで「最後まで自分を信じて」攻め続けた。試合後こそ「ホッとした、安心したという思いしかなかった」とガッツポーズも見せなかったが、満面の笑みで「まだあんまり実感ないんですけど(相手の手が当たった)顔が痛いなって(笑い)。本当に、ずっとここを目指してやってきたので。やっぱり(今井優子)コーチがうれしがってくれたのが、一番うれしかったです」と満足した。
日本勢の金メダル第1号には「ずっと目をそらしてきたんですけど、現実になって良かったです」と喜びをかみしめ、メダルを手に、うれし涙をぬぐった。
かつての谷の名言「最低でも金、最高でも金」を期待される強さを誇った角田が、お家芸の先陣を切り、最高の結果で応えた。決勝に進出した時点で日本の夏季500個目が確定したが、もちろん満足などない。ここまで金169個、銀150個、銅180個を積み上げてきた日本の大台は、最高の輝きで。谷、阿武教子以来の世界選手権3連覇を遂げている絶対女王が、重圧もアウェーも関係なく、頂に立った。
圧巻だったのは準々決勝だ。地元フランスで高い人気を誇るシリヌ・ブクリ(25)と対戦。場内アナウンスなど全く聞こえなくなるほどの大歓声、鳴り物、手拍子が相手の背中を押したが、開始1分で仕留めてみせた。伝家の宝刀、ともえ投げ。一瞬で相手の左足付け根を蹴り上げて美しく落とし、一瞬で場内を静まりかえらせ、どよめきを呼んだ。
1回戦も2回戦も「必勝すぎる」パターンで圧倒。ともえ投げからの腕ひしぎ十字固めで、それぞれ45秒、68秒で退けた。春に両膝を痛め、思ったような調整はできなかった中、その左膝を思い切り伸ばして、次々と相手を宙に浮かせては、畳に突き落とした。
この階級ではアテネ大会の谷以来20年ぶりの金メダルでもあった。146センチだった谷と比べれば、より際立つ161センチの長身で、脚も長い。そこから蹴り上げれば誰も止められない。
52キロ級の時代には阿部詩と3勝1敗だった実力者でもあり、東京五輪の代表争いで後退した19年11月に48キロ級へ転向。減量苦もあり自国の大舞台は補欠で逃したが、同じ21年の6月に行われたブダペスト大会から世界選手権で3連覇した。「今後どうしようかなと思っていたところ、気持ちを保つことができた」。3大会すべてオール一本勝ちの無双ぶりで、パリ路が広がっていった。
ともえ投げからの関節技は世界一。柔術、総合格闘技グラップリング仕込みの腕ひしぎ十字固めも、特に強烈だ。阿部詩も3連敗を喫し「テリトリーに入ったら遊ばれる。ヘビのようで不気味」と嫌がったのは、褒め言葉だ。誰も逃げられない。
磨いてきた技を警戒されても決め続け、決勝でも技ありを奪った。31歳11カ月の柔道女子最年長で成し遂げた五輪デビュー制覇。日本の500個目は、金色がふさわしい。競技本格化初日、柔道界にも日本にも勢いをもたらした。
(引用終わり)
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